密度勾配遠心法 -女の子産み分け-

精液の中には約半々の割合で、男の子になるY染色体と女の子になるX染色体が存在しています。 その中から女の子になるX染色体を選別しその精子だけを使用するのがXY精子選別法による女の子の産み分けです。 選別されたX精子は、人工授精・体外受精・顕微授精に用いることができます。
密度勾配遠心法とは

女の子になるX染色体を持つ精子と男の子になるY染色体を持つ精子は微小ですが比重が違います。 女の子になるX染色体を持つ精子の方がやや比重が重くこの比重の差を利用して精子の選別を行いX精子を集める方法として 密度勾配遠心法を用います。密度勾配遠心法は、女の子になるX染色体を持つ精子を80%~90%の確率で集めることができます。 当院では、精子分離試薬品を25%濃度~80%濃度間を9層に分け、その液を用いて洗浄し、XY精子の分離を行っております。 分離された精子は、人工授精・体外受精・顕微授精に用いることができます。
成績(①X精子選別の確率 ②妊娠率)
女の子産み分けの場合は2つの確率が重要になります。①1つ目はX精子(女の子になる精子)の選別率、②2つ目はそれを用いた治療の妊娠率です。
①X精子(女の子になる精子)の選別率
| 当院成績 | 現行法は2010年8月から開始したため、2010年9月現在は成績が出ていません。 (参考:2009年12月まで行っていた12層で選別する旧方法では、2009年度のX精子選別成績は100%でした。 当時はY精子の選別も行っており、こちらは97.3%でした。) |
|---|---|
| 学会発表 | 88.7%以上の確率 *1997発表 |
②X精子を用いた治療の妊娠率
現行法は2010年8月から開始したため、2010年9月現在はまだ成績が出ていません。 参考までに12層で選別する旧方法の2009年の妊娠実績をご参照ください。
| 人工授精 | 不妊症ではなく自然妊娠が可能なご夫婦の場合は、X精子だけを用いる人工授精の方が自然妊娠より妊娠率が低下する場合があります。 理由として、男の子になるY精子を取り除くため全運動精子数が減少してしまい受精が起こりにくいこと、 人工授精は性行為を伴わないため、子宮の収縮や卵管の機能が起こりにくく注入した精子が吸い上げられにくい点が指摘されています。 X精子を用いた人工授精の場合は妊娠される方の90%以上が3回までで妊娠されていますので3回を目安にお考えください。 |
|---|---|
| 体外受精 | 体外受精の場合は必要な精子数が少ないためX精子を用いた場合でも通常の精子の場合でも 妊娠率に差はほとんど出ないと考えられますので高い妊娠率が期待できます。(詳細は妊娠実績を参照) 特にご出産経験があり不妊症ではない場合はご年齢にもよりますが40%~45%以上の高い可能性を期待できます。 |
XY精子選別法による治療を行うまでの流れ
①初診予約をお願いします。
初診のご予約はお電話でのみ承っております。再診以降はWEBでのご予約も可能です。 最小回数での来院を希望される方はご主人様と一緒にご来院いただければ血液検査や精子検査など必要な検査を 終わらせることが来ますので初診受付にお申し付けください。
②初診日に個別ガイダンスの時間を設けています。
ご不明点やご不安点など初診日に医療コーディネーターより説明させていただきます。 また、XY精子選別に関する治療の流れについてもこの時にお話します。
③XY精子選別法を行うための事前準備を開始します。準備は4STEPです。

④XY精子選別の準備は完了です。
人工授精を希望される場合は、詳細は人工授精(AIH)を参照ください。 体外受精を希望される場合は、詳細ははじめての体外受精を考えている方へ or 体外受精とはをご参照ください。
費用について
| XY精子選別の準備にかかる費用 |
精子検査 \8,820 感染症検査 \10,500×ご夫婦2人分 バックアップ用精子凍結保存 \14,450(選別代)+\5,670(凍結代/半年間) 合計:\49,940 |
|---|---|
| X精子を人工授精に使用する場合 | XY選別\14,450+人工授精\19,005=\33,455 |
| X精子を体外受精に使用する場合 | XY選別\14,450+体外受精費用 |
【注意】
XY精子選別法による治療を続ける場合は常時バックアップ用の精子凍結保存が必ず1つ必要です。 初期凍結後半年間で凍結期限が満了となります。継続凍結を希望される場合は、1年間\11,340の費用と手続きが必要です。
よくある質問
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通院は最少回数にしたいのですが・・
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XY精子選別を行うための事前準備である4STEPのうち、2STEPを初診日に終わらせることができます。初診予約をとる際にその希望を必ずお伝えください。
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事前準備は合計でいくらかかりますか?
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合計は\49,940です。内訳は感染症の検査\21,000(お二人で)、精子検査\8,820、バックアップ用凍結\20,120(半年間。以降は1年間\11,340)。
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精子検査の精子は持参しても良いですか?
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採取から3時間以内にお持ちいただければ大丈夫です。事前に容器をお受け取りください。 ご持参なさる場合も院内で採取する場合も前日までのご予約が必要です。
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他院で精子検査や感染症検査を受けたばかりですが、受け直さなければいけませんか?
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実施可否の判断基準となる検査ですので当院で受け直してください。
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検査結果はどのくらいで出ますか?
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・精子の結果は7日後(CASAのみ1時間で結果が出ます)
・感染症検査の結果は4日後(土日含まず)
・バックアップ凍結の可否は当日中にわかります。不可の方のみ、培養部よりご連絡させていただきます。
可能な場合でも、凍結された精子の状態を知りたい方は凍結当日の14:00~15:00の間にご連絡ください。直接培養部にお繋ぎできます。(TEL:0120-66-4211)
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感染症の検査は、生理周期のどの時期でもよいですか?
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いつでも大丈夫です。ホルモン検査ではないので時期は関係ありません。










