

当院では「医学的介入により造精機能低下の可能性のある男性の精子の凍結」を行っております。
抗がん剤使用により、精子造精機能が損なわれますとその回復はかなり厳しいものとなります。
抗がん剤使用後には、精子数の極端な減少、まれに、精子数が0になることもあります。そのような場合には、精子数、精子受精能力を回復する治療は、現在のところありません。
現在は多くの疾患が、治療により克服できます。しかし、一時的に使用した薬剤(抗がん剤など)や放射線治療により、睾丸組織がダメージを受け、健康な精子を作る能力が失われ、回復しなくなることがあります。
そのような場合には残念ながら、あなた自身のお子さんはあきらめなくてはならない場合があります。
病気の治療、克服後に、将来の結婚を控えている男性(あるいは、現在結婚されている男性)にとってこのような不幸を防ぐ手段として、精子の凍結保存という方法があります。
薬剤治療開始前(睾丸に薬が影響する前)に精子を数回採取し、保存します。
具合的には、抗がん剤治療が始まる前に、数回にわたり精子を採取し、凍結保存します。精子は洗浄後、最適な状態で液体窒素中に保存され、再び解凍される日を待ちます。
液体窒素中に保存される精子はなんらダメージを受けることなく、理論上では100年単位で保存が可能です。将来、お父さんになるための準備を、抗がん治療前にしておきます。
採取された精子は、あなたがお子さんを望むまで大切に保管されます。精子を凍結保存する方法の安全性は確立していますから、将来のお子さんの奇形率の上昇などの心配はありません。
ではお子さんを望んだときに、どのように精子を利用するかと申しますと、凍結保存された精子を、解凍後、人工授精、あるいは、体外受精によって妊娠に臨みます。性交渉によって妊娠することは出来ません。あなたの現在の精子の状態によりますが、人工授精や体外受精で妊娠する確立は10-35%前後になります。
精子保存に関しては、現在の病気の担当医、奥様、未成年の場合には、ご両親様を含めご理解していただけるまでご説明いたします。
医学の進歩により、疾病の治療は、今だけでなく、将来の生活をも考える時代になっています。将来お父さんになるのための準備をお手伝いします。
これから、抗がん剤治療や放射線治療を受ける予定の男性は、ためらわずにどしどし質問のお電話をください。
精子の凍結保存は日本生殖医学会の倫理規定にそって行われます。あわせて、日本生殖医学会のホームページをご覧下さい。
| 内容 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 精子検査 コンピュータ解析と正常形態率による2段階検査 |
\8820(税込) | 長期精子凍結保存が可能かどうかを検査します。 |
| 精子凍結 | \11340(1アンプル/1年間) | |
| 継続費用 | \11340(1アンプル/1年間) | 凍結期間は1年間です。期間満了前に継続意思確認書を送付いたします。継続希望の方は御手続ください。 |
卵巣の病気や加齢によって、将来卵子の質の低下が予想される場合、早い時期に健康な卵子を凍結保存し、将来へ備えることができます。
卵子を凍結保存するたには、採卵手術が必要です。将来の選択枠を広げられるようなるべく多くの卵子を採取しておきましょう。
| 内容 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 検査 | \20000〜30000 | 検査実施項目数に応じて異なります。 |
| 採卵手術 | 採卵数0 \52500 採卵数1〜2個 \134000 採卵数3〜5個 \168000 採卵数6個以上\224000 |
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| 卵子凍結費用 | \21000(1個/1年間) | |
| 継続費用 | \21000(1個/1年間) | 凍結期間は1年間です。 期間満了前に継続意思確認書を送付いたします。 継続希望の方は御手続ください。 |

当院での精子バンクとは、AIDに使用する保存精子のことであります。
凍結保存精子提供者の検査項目・AID実施要綱などは、AIDのコーナーをご覧下さい。
また、精子提供にたいする考え方などは、日本生殖医学会倫理委員会の会告を遵守しておりますので、日本生殖医学会のホームページもあわせてご覧下さい