胚(受精卵)凍結

検査・治療

胚(受精卵)の凍結方法は大別すると超急速凍結法(vitrification)と緩慢凍結法の2種類あります。 当院では「超急速凍結法(vitrification)」をいち早く採用し、現在までに最適なプロトコールを完成しています。

超急速凍結法(vitrification) 緩慢凍結法
時間 15分程度 約2時間
ステージ 全てのステージで可能 初期胚
機械 必要なし プログラムフリーザーが必要
手技 秒単位の操作が必要。未熟者は胚をロストする可能性がある 比較的簡単だが、一点だけ習熟が必要
凍結数 一度に2~3個程度しか凍結できない 一度に多くの胚を凍結可能
成功率 胚のグレードに依存 胚のグレードと機械の調子
回復率 90~95% 60~70%

胚(受精卵)凍結を有効的に行ってください

余剰胚の凍結 受精卵が数多く出来た場合は、現在使用しない分を凍結保存しておくことができます。
着床率の上昇 排卵誘発を行った採卵周期はホルモン(エストロゲン)の分泌上昇により子宮内膜の反応不全が起こりやすく 着床には向かない場合が多く認められます。
現在では採卵後新鮮胚移植せず凍結保存し改めて次周期以降に胚移植する頻度が高くなっています。
将来に備えて 妊娠率は女性の年齢に大きく関係しますが、これは卵子年齢に関与するのであって子宮は高齢であってもホルモン補充により環境の調整が比較的容易に行えます。
卵子の若返りはできないため、 先に採卵を何度か行いある程度の胚(受精卵)をストックしてから胚移植を行う方法もあります。
例えば、37歳の時に採卵しそれを凍結保存した場合、胚移植が40歳になっていても妊娠率は37歳の確率が期待できます。

凍結保存期間について

凍結保存の際に生理活性を極限まで落としますので、半永久的に保存が可能です。胚(受精卵)凍結の理論値は1000年です。