不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等の不妊治療・不妊専門クリニック。
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同意書のコピーお渡しを終了、2022年妊娠実績速報 No.169

【1】同意書のコピーお渡しを終了
2023年10月16日より、同意書ご提出の際に、当院でコピーをお渡しするサービスを終了します。同意書の控えが必要な場合は、ご提出前にご自身で写真やコピーをおとりください。提出後の同意書のコピーをご希望の場合は、有料での対応とさせていただきます。なお、同意書の内容は当院ホームページでいつでもご確認いただけます。皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

【2】2022年妊娠実績
2022年の妊娠実績の算出が終了しました。2022年4月より不妊治療が保険適用となり、体外受精周期の8割、一般不妊治療の9割が保険に変わりました。成績一覧は、例年通り皆さまに配布できるように準備を進めていますので今しばらくお待ちください。

▼体外受精
保険により薬剤や治療法が制限されたため、治療成績の低下が心配されましたが、2021年と比較して妊娠率の低下は見られませんでした。胚盤胞発生率においては、2022年の方が高い結果となりました。採卵周期、胚移植周期とも増加し、患者背景が変化しました。保険適用後の年齢の低下は見られず、体外受精実施者の平均年齢は2021年37.4歳に対し、2022年37.6歳でした。

・排卵誘発の量は減少
排卵誘発の副作用であるOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の予防薬の多くが保険適用されなかったため、保険診療の方はOHSSを避けるために排卵誘発の刺激量を減らしました。その結果、2022年は2021に比べて高刺激の割合が16.3%低下しました。

・LHサージ誘起
デュアルトリガーの割合が90%を超えました。これは採卵数と成熟率に重要であり、胚盤胞発生率の増加に良い影響を与えたと考えられます。

・採卵数、成熟率は低下せず
刺激量を減らしたにも関わらず採卵数は減少せず、成熟率も低下しませんでした。注射薬の変更やPPOSの増加、デュアルトリガーの増加による良い影響と考えられます。

・受精率
コンベンショナルIVFは2021年同様の成績でした。Piezo-ICSIは全ての年齢階層において数%の上昇がみられました。この上昇が、「ピクシー」や「ザイモート」の影響なのかどうかについては現在データを集計中です。

・胚盤胞発生率
受精卵あたりの胚盤胞発生率は、2021年も上昇しましたが、2022年はさらに上昇しました。

・妊娠率、流産率
胚移植あたりの妊娠率は2022年と2021年に差はありませんでした。採卵あたりの妊娠率はPiezo-ICSIの受精率微増と胚盤胞発生率の上昇によりわずかに上昇しています。流産率は2022年と2021年に差はありませんでした。

▼人工授精の妊娠率については、2022年は1~3周期、4~6周期、7周期以上に別けて算出いたしました。項目が多いため資料配布の際にご確認ください。

以上、速報でした。詳しくは後日配布する妊娠実績一覧をご確認ください。

(2023年10月15日)

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