女性の妊娠には、タイムリミットがあります。
けれど、忙しい日々の中で、すべてを同時に進めることは簡単ではありません。将来子どもがほしい人も、まだ決めきれない人もいます。
まずは卵子の老化を正しく知り、それから卵子凍結が自分の人生に必要かどうかを考えてみましょう。
卵子凍結とは
卵子凍結とは、採卵によって取り出した卵子を凍結保存し、将来の妊娠に備える医療です。卵子は年齢とともに数と質が低下し、妊娠しにくくなります。
卵子凍結は「今の状態を保存する」方法ですが、将来の妊娠を保証するものではありません。
卵子凍結説明会(オンライン)
「卵子の老化」と「卵子凍結」を正しく知るための説明会。事前の血液検査(AMH)の値と年齢をもとに、必要な卵子数・妊娠率・総額費用を具体的にシミュレーションします。
卵子凍結を前提とした説明会ではありません。正しく知ったうえで、ご自身の選択肢を整理するための時間です。
当院の卵子凍結実績・特徴
- 年間400件以上の卵子凍結実績
- 卵子凍結からの妊娠率43%*¹
- 2008年開始の卵子凍結*²
- 凍結卵子は院内保管。移送不要・更新は3年ごとで費用を抑えられます
*1 2021-25年の凍結卵子由来胚移植あたりの妊娠率 *2 2012-20年の間は社会的卵子凍結の新規受付を一時休止
卵子凍結の限界
卵子は生まれたときから卵巣に蓄えられています。年齢とともに数は減り、老化して妊娠しにくくなります。だから「今の状態を保存して将来に備える」という目的で卵子凍結があります。しかし、卵子を凍結した時点は、妊娠までの長い道のりの中では、まだ手前の通過点にすぎません。その先には不確実な部分が多くあります。
- 受精や発育がうまくいかないことがある
- 精子の状態に左右される
- 必要な卵子数は年齢によって大きく異なる
- 費用や時間、身体的負担がかかる
- 凍結しても使わない可能性がある
- 自分の年齢は止められない
これらの不確実な部分についても、説明会では具体的にお話しします。
NHK卵子凍結ドキュメンタリー
2026年1月にNHK Eテレで放送された特集です。キャリアアップと妊娠のタイミングが重なる葛藤の中で揺れる独身女性たちが、卵子凍結やその後と向き合う姿を記録しています。2027年1月20日までNHKオンデマンドで視聴できます。
NHK・Eテレ特集「今は、まだ産めません。卵子凍結 彼女たちの現在地」視聴はこちら費用・助成金
卵子凍結は採卵方法や凍結卵子数によって費用が変わります。説明会では、事前の血液検査(AMH)の値と年齢をもとに、採卵数や総額費用をシミュレーションします。
卵子凍結の費用卵子凍結への助成制度がある自治体もあります。東京都(上限20万円+調査協力2万円×最大5年)、港区(上限10万円)、千葉県柏市(上限20万円)、山梨県(10~20万円)などです。また、民間医療保険の給付対象となる場合もあります。これらについても説明会にてお伝えします。
卵子凍結の流れ
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- 時期
- 月2回土曜日15:00~17:00
- 概要
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- 下の関連ページより、卵子凍結説明会へお申込みください。
- 説明会では、卵巣年齢の目安となるホルモン:AMHの数値を用いたワーク(シミュレーション)を行います。
- ご自身のAMHを調べたい方は、お申込み後に自動送信されるメールに記載のURLより、AMH検査をご予約ください。
- AMH検査は任意です。
- 関連ページ
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- 時期
- 卵子凍結説明会後いつでも
- 概要
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- 初診日は、生理周期に関係なく、いつでも結構です。
- 卵子凍結を予定している月がある場合は、その月の生理開始予定日の1週間前までに初診をお済ませください。
- 卵子凍結を行うことを決めている方は、「卵子凍結の初診」でご予約ください。
- 卵子凍結をするかどうか、医師と相談したい方は、「卵子凍結の意思決定支援付き初診(+5,500円)」をご予約ください。医師が30分間、自己決定をサポートします。
- 初診日に必要なスクリーニング検査を行います。
- ご来院の際は、マイナ保険証をご持参ください。国内の医療機関で1年以内に受けた検査結果がある場合はお持ちください。
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- 時期
- 生理開始2-3日目
- 概要
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- 卵子凍結に向けた卵巣刺激を開始します。
- まずホルモン検査を行い、結果が出るまで約1時間お待ちください(外出可)。
- 卵子凍結の「要望書」にご希望をご記入ください。
- その後、生理中ですが超音波検査を行い、この周期に発育が見込まれる卵胞数(胞状卵胞数)を確認します。
- ホルモン値、胞状卵胞数、これまでの検査結果や治療歴をもとに、スケジュールを立てます。
- 医師の診察後、看護師より注射の指導を行い、お薬をお渡しします。
- この日は、[血液検査]→[診察]→[処置・薬渡し]→[お会計]という流れで、所要時間は90分~120分くらいです。
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- 時期
- 生理開始9日目から13日目頃
- 概要
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- 超音波検査とホルモン検査を行い、卵胞の大きさ・数・成熟度を確認します。
- 卵胞の発育が十分な場合は、採卵日を決定します。発育が不十分な場合は、数日後に再度ご来院いただきます。
- 採卵日が決定したら、看護師より、採卵2日前の夜に行うLHサージの投薬説明と薬渡し、採卵に関する確認・ご予約を行います。
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- 時期
- 生理開始12日目から16日目頃
- 概要
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- 卵巣から卵子を取り出す採卵手術(約10~15分)を行います。
- 静脈麻酔が可能なため、眠っている間に終了します。
- 麻酔から目覚めた後、胚培養士が採卵個室に伺い、採れた卵子についてご説明します。
- 凍結する卵子数について、胚培養士とご相談いただきます。
- 未熟な卵子がその後成熟することもあるため、最終的な凍結数は翌日にメールでお知らせします。
- 最後に看護師より今後について説明を行い、会計後に終了となります。
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- 時期
- 採卵から7日から10日後
- 概要
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- 卵子凍結を最後まで安全に実施するために、採卵後に1回ご来院いただきます。
- 診察を行い、卵巣周囲に問題がないことを確認します。
- 採卵数が多く卵巣が腫れている場合は、追加の検査やお薬が必要になることがあります。
- 凍結した卵子の「写真」と「凍結保存リスト」をお渡しします。
- 東京都の卵子凍結助成金を申請される方は、2年目以降も「凍結保存リスト」のコピー提出が必要となるため、大切に保管してください。
- 卵子を凍結した費用をお支払いいただきます。卵子の凍結期間は3年間です。
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- 時期
- 卵子凍結(更新)から3年ごと
- 概要
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- 卵子凍結の保管期間は3年間で、正確には、凍結日から3年後の月末までとなります
- 例えば、2026年3月18日に凍結した場合の期限は、2029年3月31日です
- 卵子凍結を「継続する場合」も「破棄する場合」も、期限までに手続きが必要です
- 以下の関連ページより必要書類を印刷し、手続きを行ってください
- 卵子凍結更新の年齢制限は、49歳まで
- 関連ページ
よくあるご質問
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回答
説明会参加→初診・検査 → 排卵誘発 → 採卵 → 卵子凍結、という流れです。
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回答
当院で卵子凍結が可能なのは44歳までです。ただし、将来の妊娠の可能性を高めるためには、34歳までに卵子凍結を行うことをおすすめしています。年齢と卵子凍結の有効性については、無料の卵子凍結説明会(オンライン)で詳しくご説明しています。
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回答
採卵数には個人差があります。当院では、無料の卵子凍結説明会(オンライン)で、目安となる採卵数のシミュレーションを行っています。
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回答
初診・検査後、卵子凍結を行う周期が始まってからは、卵巣刺激の注射開始から採卵まで、通常2週間前後です。
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回答
いいえ、保険適用ではありません。日本の保険診療は、現在治療が必要な病気がある場合に適用されます。卵子凍結は将来の妊娠に備える予防的な医療であるため、人間ドックなどと同様に自由診療となります。
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回答
はい。助成金説明ページ【目次3】から作成依頼が可能です。受け取り方法や支払い方法もフォーム内でご案内しています。
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回答
先方医療機関の許可があれば移送可能です。移送のご依頼は、「凍結精子・胚・卵子の移送依頼フォーム」から行ってください。移送の際は、ご本人、または委任状をお持ちのご家族の立ち会いが必要です。移送方法は、移送タンクを持参してご自身で運ぶか、専用の移送業者を各自で手配していただきます。液体窒素を使用するため、宅配便などは利用できません。海外への移送も同様の取り扱いとなります。海外の場合は、先方の医療機関に受入れ可能な移送業者をご確認ください。
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回答
将来、パートナーが決まり、妊娠を希望したタイミングでご来院ください。その際に、希望するお子さんの人数などを伺い、その時点での状況に合わせて、どのような妊活方法が適しているかをご相談します。なお、必ずしも凍結した卵子から使用する必要はありません。不妊治療から始めて、第二子のために卵子を残しておく方もいらっしゃいます。
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回答
卵子凍結を検討するためには、正しい知識を持つことが大切です。
当院では、卵子凍結を前提としない無料の説明会を開催しており、検討のための情報提供を行っています。まずは、卵子凍結説明会にご参加ください。 -
回答
卵子凍結は妊娠を保証する治療ではありません。妊娠の可能性は、卵子を凍結した時の年齢や凍結した卵子の数などによって異なります。また、受精卵ではなく未受精の卵子の状態で凍結保存するため、体外受精(受精卵凍結)と比べると確実性は低くなります。