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精子の形態について【培養部より】

こんにちは。夏も終盤ですが、まだまだ湿気と暑さがつらい日が続いています。細めに水分補給をして、熱中症などに気を付けてくださいね。
さて、今回のコラムは培養部が担当致します。当院では、初診から1ヵ月以内に精子検査を必ず受けて頂いており、精子の数や運動率、そして精子の正常形態率を測定します。現在不妊の原因の40%は男性側にあり、ご主人様の精子について調べることはとても大切です。今回は、正常形態・異常形態の精子はそれぞれどのようなものかについてお話させていただきます。

まず精子の基本的な形態をご説明致します。精子は、頭部・中片部・尾部の三つの構造から成り立っており、頭部は約4マイクロメートル、形は卵型やうちわ型と言われるなめらかな丸い外形です。尾部は約45マイクロメートルで、細長い円柱状です。よって全体の大きさは約50マイクロメートルで、いわゆるオタマジャクシのような形をしています。これらの基準を満たす場合を正常形態精子としています。それに対し異常形態の精子は、尾部が2本あったり折れ曲がっていたり、大きさが極端に正常値から外れていたり頭部が変形していたりするものを指します。
世界保健機関(WHO)は正常形態精子率を4%と定めており、この基準を下回った場合は奇形精子症と診断されます。このように形態異常精子の割合が多いと診断された患者様の中には、精密検査によって精索静脈瘤や染色体異常などの症状が見つかることがありますが、現在まで直接の因果関係は明らかになっていません。最近では、膝の上でのパソコン使用やスマートフォンをポケットに入れていたことによる熱や電磁波が影響しているなど様々な可能性が示唆されています。
形態異常精子の原因は明らかになっていないと述べましたが、精子は様々な影響を受けやすい細胞で、男性の精液中に形態異常精子は必ず含まれています。その割合が多いことで自然妊娠が難しくなってしまうということはありますが、全く妊娠が臨めないということでは決してありません。また形態異常精子が多いことで、受精してできる赤ちゃんへの影響を不安に思われているご夫婦が多くいらっしゃいますが、そのことが原因で奇形児が生まれるという報告はありません。

少しでも精子の状態を改善するために、アルコールや喫煙を控える、適度な運動・適度な睡眠、バランスの良い食事をとる事、下腹部を締め付けるような服を着ない、などできることはたくさんあります。また、なるべくストレスを溜めないように生活することも大切ですので、無理をせずにできることから始めていきましょう。