ブログ・体外受精説明会レポート

ERA、EMMA、ALICE検査【培養部より】

こんにちは。培養部です。

関東は暑い日が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、採卵や移植をされている患者様にERA・EMMA・ALICEという検査をご紹介いたします。

皆様、Window of Implantation(以下WOI)という言葉をご存じでしょうか?
これは、胚が子宮内膜に着床する期間のことを表します。このWOIが開く期間はヒトでは月経19日から21日目にあたります。この期間に子宮内膜はホルモンの影響で様態が変化していき、接着分子の分泌が増加していくことで、胚を受け入れる状態へと変わっていきます。
体外受精の場合の胚移植も、このWOIが開いている期間に行う必要があります。
一般的には月経19日から21日目頃がこのWOI開いている時期にあたるとされていますが、人によってはこの時期がずれていることが明らかになっています。

ERA検査では、子宮内の組織を採取し遺伝子検査を行うことで、このずれを調べます。
ずれが生じていた場合は、着床する時期に合わせて移植を行います。検査は子宮内から組織を少量取る為、少し痛みを伴います。

併せてEMMA・ALICEという検査も受けることができます。
EMMA検査では子宮内に常在している細菌の種類を調べます。特に子宮内の乳酸菌量は着床率に大きく関わってくるため検査結果で乳酸菌量が少ないと分かった場合は膣剤の乳酸菌サプリメントをおすすめすることもあります。
ALICE検査では慢性子宮内膜炎を引き起こす可能性のある細菌の有無を調べます。
この菌が子宮内にいる場合は抗生物質で治療を行います。
EMMA・ALICEの検査は分けて受けることはできませんのでご注意ください。

検査のお値段は、
ERA検査のみで130,000円
EMMA・ALICEの検査で65,000円
ERA・EMMA・ALICEの180,000円です。
結果が出るまでは2~3週間程お時間をいただきます。

今まで良好胚盤胞移植を数回行っても妊娠に至らない方は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
気になる方は是非当院スタッフにお声掛けください。

当院の原が他界し、早くも49日が過ぎました。皆様の中に気持ちの整理がつかず辛い思いをされている方もいらっしゃることと思います。原院長を思い出して寂しい気持ちになってしまったときは院長の好物だった崎陽軒のシュウマイ弁当を食べながら思い出話をしてみてください。きっと原も喜ぶと思います。