生殖医療学会レポート【培養部より】
明けましておめでとうございます。
はらメディカルクリニック培養部です。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今回は、だいぶ時間が経ってしまいましたが、徳島での生殖医学会報告第2弾です。
私は、2日目の朝8時からのモーニングセミナーから参加してまいりました。
そのモーニングセミナーは、九州にあるセントマザー産婦人科の田中 温先生の「動画で見る高い着床率をもつ良好胚を得るためのARTにおける工夫」という演題で、セントマザーでのラボの様子や実際の手技などを、詳細な部分まで動画でみせてくれました。
日本でもトップレベルの技術を誇るセントマザー産婦人科のラボと当院のラボ、実際の手技や行っている内容において、大きな差はないことが確認でき、朝から頑張って参加した甲斐がありました。
もちろん、詳細な相違点を挙げればキリがないのですが、少なくとも動画で見せていただいた部分に関しては、大きな違いはありませんでした。
他院のラボを実際に見られる経験は滅多になく、時々、他院ではどのように行っているのか気になることもありましたので、この様な発表は日々の些細な疑問を解決するのにとても良い機会になりました。
当院でも培養部の5人で話し合いながら毎日試行錯誤していますが、他院の工夫点も取り入れながら、さらに成長していきたいと思っております。
また、はらメディカルクリニックへ入職する前にお世話になっていた先生や培養士のみなさんにも久しぶりにお会いすることができ、いろいろと情報交換することもできました。
さらに、今回の学会を機に、新しい機器の導入も検討しております。
実際に、この学会の後に、機器を2週間くらいお借りして、デモンストレーションを行ったものもあります。
ハード面でも良いものはできるだけ取り入れられるよう(院長の許可が必要になりますが・・・)、充実を図っていきたいと思います。
1日という短い時間ではありましたが、実りの多い学会でした。