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『おうち薬膳』のすすめ【サロンより】

3月に入り、待ち遠しい春の訪れまであと一歩となりました。
この時期は気温の変化が激しく、体調管理が大切になります。
そこで、今回は『おうち薬膳』をご紹介します。
『薬膳』という言葉を聞くと、難しい特別な料理だと思っていませんか?
『薬膳』は、中医学の理論に基づき、季節や食材のもつ性質や相性と、
その人ごとの体調や体質とのバランスを考え、それぞれを組み合わせて
調理し食す事で、身体の内側から調子を整えていくものです。
毎日の食卓に登場する、普通の食材を使った料理でもその考えに
基づいていれば『薬膳』になります。
中医学には、食材や中薬には『五つの気(五気)』と『六つの味(六味)』があり、
それらが作用しやすい身体の部位や経絡があるとされています。
『五気』・・・寒・涼・温・熱・平の5つ。寒・涼は、解熱・水分を補う・解毒作用など。
温・熱は、身体を温める・血流改善・鎮痛作用など。平は、涼と温の中間くらいで、
他の食材と組み合わせやすく陰陽のバランスを調和させます。
    関係食材の例・・・
       寒:ゴーヤ・ゴボウ・スイカなど
       涼:大根、キュウリ、セロリなど
       温:ネギ、生姜、エビ、鶏肉など
       熱:コショウ、唐辛子、シナモンなど
       平:豆類、雑穀、ジャガイモ、キャベツ、卵など
『六味』・・・酸(酸味)・苦(苦味)・甘(甘味)・辛(辛味)・ゲン(塩辛い)・
淡(他に比べはっきりとした味ではない)の六つ。
       酸味:筋肉・目・肝臓に作用
       苦味:余分な熱や毒や水分を取る・消炎・心臓に作用
       甘味:疲労回復・鎮痛・胃や消化器官に作用
       辛味:血行促進・発汗・肺に作用
       塩辛い:腎・膀胱に作用
       淡味:むくみや下痢などの緩和作用
今回はこの中の『寒』タイプの人に対して、
デザート(・サツマイモとリンゴのデザート・紅花茶)をご紹介します。
『寒』タイプの人の特徴は、寒がり・疲れやすい・手足が冷たいなどがあります。
このタイプは、身体を温める力が不足し、抵抗力や免疫力が弱くなります。
このタイプに合った薬膳は、身体を温める温熱性のものや平性の食材を中心になります。
今回は、この中の五気の『熱』・六味の『甘味』の食材を使いご紹介します。
身体にやさしいデザートです、是非お試しください。
・サツマイモとリンゴのデザート
 胃腸の働きを整えるリンゴやサツマイモを、身体を温める作用のある
シナモンと黒砂糖を使って煮たやさしいデザートです。
食材2人分
 リンゴ 1/2個
 サツマイモ 中1/3本
 レモン(輪切り)2枚
 シナモンスティック 1本
 黒砂糖 大さじ2
作り方
①リンゴは芯を取り、サツマイモと皮つきのまま1~1.5cmの角切りにする。
②鍋に①とひたひたの水、レモンとシナモンスティック、黒砂糖を入れ、
リンゴが透明になるまで弱火で20分煮、完成。
・紅花茶
身体を温め、血行良くする作用のある紅花。独特の香りもハチミツを入れてまろやかに。
材料2人分
 紅花 小さじ2
 熱湯 300cc
 ハチミツ 適宜
作り方
①温めたティーポットに紅花を入れ、熱湯を注ぎ3~4分蒸らす

②お好みでハチミツを加えて、完成。