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卵胞ホルモン・黄体ホルモン合剤内服の重篤な副作用について【看護部より】

こんにちは。看護部です。
最近、日本国内で卵胞ホルモン・黄体ホルモンの合剤内服(月経困難症治療薬のヤーズ配合錠、バイエル薬品)で、血栓症にて死亡する事例がありました。
当院ではヤーズ配合錠は使用しておりませんが、ソフィアやプラノバールといった合剤のお薬が処方された患者様には、注意喚起の説明用紙を一緒にお渡ししています。
今回は、ソフィアやプラノバールといった合剤のお薬の重篤な副作用についてお話ししたいと思います。
卵胞・黄体ホルモン合剤の副作用として、吐き気やおう吐、食欲不振などの比較的軽い副作用の他に、重篤なものとして血栓症を発症することがあります。
血栓症とは、静脈に血栓ができ、それが下肢の静脈や肺、心臓、脳、網膜に詰まることを言います。一度発症すると、重篤で致命的となる為、急速な対応が必要となります。
血栓症を発症した場合、下肢に詰まると、ふくらはぎの痛み・むくみ、足のしびれ。
心臓・肺に詰まると、胸部の突然の痛み、息切れ、呼吸苦。脳に詰まると、激しい頭痛、めまい、失神、舌のもつれ。網膜に詰まると、目のかすみと言った症状が出現します。
その際は服用を中止し、すぐに専門科のある救急外来を受診するようお願いいたします。
発生頻度は、10万人に3~4人と言われており、血栓症のリスクの増加は服用開始後
4ヶ月以内に起こりやすくなっています。
また、喫煙によっても危険性が増します。特に、35歳以上の女性で、喫煙量が1日15本以上で顕著になるとの報告があります。
今年もあとわずかですが、体に気を付けて新年を迎えたいですね。