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ヨーロッパ生殖医学会参加レポート【培養部より】

こんにちは。培養部です。
梅雨も明け本格的な夏を迎えましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
先月末、ドイツ/ミュンヘンで開催されたヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)に行って参りました。初めてのヨーロッパに大興奮でしたが、しっかり勉強もしてきましたので、一番印象深かったものをご報告させて頂きます。
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私が一番興味を持ったのは自己モニタリングシステムについての発表で、患者自身が自宅で超音波検査を行う自己モニタリングシステムと従来の通院による一般的なモニタリングを比較し、検査所見に差異はないかどうか、患者の負担はどうなのかを比較したものです。
超音波装置はUSBでPCやタブレットに接続して使用し、そのデータはwebを介して医師に送られます。研究の結果、自己モニタリングと一般的なモニタリングにおいて採卵数や未熟卵数などに差異は認められず、通院回数や経済的負担の減少から、患者自身とそのパートナーにおいて高い満足度を得られたそうです。
自己モニタリングを行えるようになるために超音波検査のトレーニングを受けることが必要となりますが、日本でも使用が開始されれば、仕事をしながら治療をされている方の強い味方になるのではないかと思いました。
学会の会場でも自己モニタリングシステムの展示がありました。
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私は海外での学会は今回が初めてだったのですが、様々な国からとても多くの医療関係者が参加をされていました。私自身も不妊治療の経験がありますので、こんなにたくさんの人々が1人でも多くの患者さんの妊娠出産のために日々頑張っているのだなと思うととても心強く嬉しく感じました。そして自分もそのうちの1人として、もっと勉強を重ね、さらに患者様のお役に立てるようにならなければと思いました。