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夏の養生法、過ごし方について【サロンより】

こんにちは。今回のコラムはサロンが担当させていただきます。
盛夏の頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
この時期は暑さに体力を奪われて食欲も落ちてしまいがちですので、夏を健康的に過ごすための東洋医学的なアプローチについて書かせていただきます。
素問という古代中国で書かれた漢方の基本古典医学書には四気調神大論という養生法が書かれています。そこに夏は「草木が成長し、万物が茂り、花が咲き乱れ、陽気が再高潮に達する時期である」とかかれています。つまり夏は陽気が満ちる季節であり、これをうまく調整していくことが重要だということです。
下記にその方法と日常で気を付ける点を挙げます。
① 運動して発汗する事が大切
適度に運動して一日一回は発汗するようにとあります。これは汗を発散する事で体の内部に溜まった陽気を外に放出し、熱をこもらせないようにするという働きがあります。
うまく陽気が発散できないと、体全体に熱がこもり冷房や冷たい飲み物を欲するようになります。これを夏の間中続けてしまうと胃の温度が下がり働きも衰え、食欲がなくなるなどの夏バテ症状が出てきてしまいます。
② 夏でもあまり汗をかかない人、夏でも冷える人、低血圧の人などは夏になると体調を崩しやすくなります。
このタイプに属する人は足の脛骨という骨の内縁一帯を治療いたします。
陽気の発散がうまくいかないと上半身に陽気が溜まり、頭がボゥっとして頭痛・不眠・動悸などの症状がでてきます。
③ 乳製品を多く食すと内臓を冷やします。
チーズやヨーグルト、クリーム類などの乳製品をよくとる方は内臓が冷えやすく、このようなタイプの冷えにはお灸が向いています。
④ 腹部の冷えにはお灸が最適で、冷たいものの飲みすぎや食べ過ぎ、薄着や寝冷えなどでお腹を冷やしたため、重だるさや軽い痛みなどを感じてなかなか治まらない場合は下記のツボにお灸をすると良いです。
・関元(お臍から指四本分下に下がった点)
・中極(恥骨から指2本分上に上がった点)
・足三里(膝下正面の骨:脛骨から指4本分下がり、指一本分、外側にある点)
・勇泉(足底の中心部より足先にあり、足指の第2、第3の指の間で少しくぼんだ所)
腹部の冷えには腹部だけではなく、身体全体を暖める事が重要です。
※関元や勇泉は妊娠力を高めるためにも使うツボです。
昔の人は「いまだ病まざるを治す」といって予防医学を大切にしていました。今年の夏は養生法を試してみてはいかがでしょうか。