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三重県不妊講演会【生殖心理カウンセラーより】

先日、三重県不妊相談センター主催の講演会「夫婦で受ける不妊治療と治療中の生活」にお招きいただきました。
私に与えられたテーマは、「治療と上手に付き合うためにー治療中の夫婦間コミュニケーションのポイントー」でした。
鈴鹿市にある、みのうらレディースクリニックの箕浦先生の後、私がお話しさせていただきました。
箕浦先生のご講演の中で、なるほどと思ったことは、
「不妊治療は、当たるかわからないくじ引きを引き続けることだ。だから、同一の方法で回数をこなしていかないといけないかもしれない。」
というフレーズでした。
医学的にはそのような表現になりますよね。
はい、わかっています、私たちもみんなそれはわかっていますが、
「気持ちをどう持つか?」
ということもまた難しいですね。
その難しさに焦点を当てて、お話しさせていただきました。
医学的な知識を正しく持つことは必要ですが、そうすれば気持ちが楽になる、すぐに折り合いがつく、ということではありません。
「葛藤」が生じるのも当然です。
妊娠を期待する気持ちと、無理なのではないかと思う、両極端な感情が自分の中に混在するのも、もっともです。
大切なのは、ご夫婦で理解し合えているか、率直に話し合えているか、ということだと思います。
また、親戚の方や知人から、傷つくようなことを言われることも現実にはあると思います。
嫌ですよね、言われたくないことですし。
でも、彼らに言われないように仕向けることは難しいのです。それは、自分自身のコントロールの及ぶところではないからです。では、コントロール可能なところは・・・、自分自身、ご夫婦での意思の疎通です。
「コントロールできないことは手放しましょう、頑張れそうなところに尽力しましょう」
といったこともお話ししました。
当日お越しくださった方々からいただいた感想には、
「妻に言葉で感謝の想いを伝える重要性がわかりました」
「お互いにほめあうことが大事だと思いました」
「アサーショントレーニングしてみようと思います」
というものでした。
「相手のために何をしてあげたらよいか、わからない」という時は、それをそのまま相手に伝えてみても良いのです。
コミュニケーションは相互的なものなので、そこからスタートすることもあります。
ぜひ色々と試行錯誤してみてください。
カウンセリングでもいつでもお待ちしています。