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風邪の予防の施灸

11月の終盤を迎え、いよいよ寒さも本番になってきました。 風邪を引かず冬を越したいと思い、手洗いうがいに加え今から施灸して予防をしています。 分かりやすいツボで皆様にもご紹介させて頂きます。 「風邪は百病のはじめなり」と東洋医学では言います。風邪は万病の元というわけです。今回のコラムでは風の予防穴をご紹介致します。 東洋医学では、風邪を風(ふう)の邪(じゃ)と捉え、身体を犯す原因とみなします。 身体のバリア機能が低下すると、「風の邪」は容易にバリアを通過して体内に侵入します。そうなると様々な症状を引き起こしますが、その代表が感冒、いわゆる風邪です。 一方、体表のバリア機能を司っているのが、体表をめぐる衛気(えき)です。衛気は、身体を衛(まもる)陽気のことで、様々な外邪から身体を防御する働きをしています。この衛気の巡りをよくするツボが「大椎」です。 「大椎」首を前に曲げると首と背中の付け根に飛び出る椎骨があります。それが第7頸椎の棘突起です。「大椎」の「大」は文字どおり大きいという意、「椎」は椎骨の意、つまり大椎は大きな椎骨のことで、第7頸椎を指します。大椎は、手足の陽経(ようけい)が交わることから体表の機能を高める効果があるとされています。「大椎」のお灸が効果的です。風邪を引きやすい方、あるいは風邪のひきがけで寒気がするような場合、「大椎」の温灸をお勧めします。ドライヤーで温めてもよいです。 「曲池」は肘をグッと曲げてできたシワ(肘窩横紋)の一番端のところにとります。 おおよそこの辺りを押さえてみて一番こたえるところがツボになります。 又、「手三里」肘(ひじ)を曲げたときにできる横じわの外側の端から手の方向に指三本分のところにあるツボです。(手をにぎると筋肉が盛り上がる部分です) こちらの2つも免疫力もを上げる効果の高いツボです。 特に「曲池」「手三里」はすぐに触れられるツボでもあり、肩こりのツボとしても有効ですので探しやすいと思います。 サロンにお越し頂いている患者様には婦人科系は勿論、その日の症状に合わせたツボの印をお付けすることもできますので、お気軽に担当セラピストにお申し付け下さいませ。
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