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紫外線のお話し【看護部より】

じめじめした梅雨もあけ、本格的な夏がやってきました。この時期、楽しいレジャーを予定されているかたは外にいる時間が増えると思います。そんなときに気になる紫外線、皆さんはどう対処していますか。
太陽光を浴びすぎると、紫外線による肌の老化や、皮膚がんにつながるリスクがあることはよく知られています。シミ、シワ怖いですよね。私も日焼け止めはかかせません。予防対策にばかり目が向きがちですが、デメリットばかりではありません。
太陽光を浴びるメリットについて調べてみました。
最近、医療関係の専門家が警告しているのが、過剰な紫外線防御です。あまりに紫外線に当たらなさすぎるために、ビタミンD不足が心配されているのです。
ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つで、キノコ類などの植物由来のビタミンD2と魚介類や卵など動物由来のビタミンD3があります。主にカルシウムとリンの吸収を促進し、骨を作り丈夫にすることが知られています。近年、細胞の増殖や分化にも関わっていることが解ってきたことから、妊娠や出産時のビタミンDの働きについても注目されるようになってきました。ほかにも、筋肉を維持したり、免疫力を増強したりする働きがあることが解っています。
さらに、日光浴をしないと、メラトニンとセロトニンというホルモンの分泌に問題が生じる恐れがあります。起床後太陽に当たり、食事をすることで体内時計がリセットされます。人間の体内時計は24.2時間とも24時間11分ともいわれていますがこれをリセットしないと一週間で1時間以上、体内時計がずれてしまいます。そのせいで、夜分泌されるメラトニンという睡眠を促すホルモンが、理想的な時間に分泌されなくなってしまいます。メラトニンは免疫機能とも密接に関係しています。そのため睡眠に悪影響がでるだけでなく、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなってしまうという点も指摘されています。
これに対して朝太陽光をあびることで分泌が高まるのがセロトニンです。セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれているように心の安定を保つ脳内ホルモンで、ストレスホルモンが増えすぎないように調整しています。自律神経の安定にも関係しており、老化の防止にも繋がっています。
では、どれくらい日に当たるとよいのでしょうか。
冬の時期より太陽の高度が高い夏のほうが紫外線の量は多くなります。また、一日のうち紫外線の量が多いのは太陽が頭上近くにくる10時~14時ころです。従って夏は昼間ではなく、朝や夕方に太陽光を浴びるようにしましょう。昼間の時間帯しか外出できない場合は、公園や林の木漏れ日でも十分な紫外線を浴びることができます。
紫外線のメリット、デメリットも考えながら、適切な日光浴をすることをお勧めします。