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【不妊治療】病院の選び方のポイント7つ|治療を始めるタイミングは?

不妊治療を考えたとき、どのような病院を選べば良いか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか?

「不妊治療ができる病院」といっても、設備や技術、治療実績などはさまざまです。納得のいく治療を受けるためにも、病院選びのポイントを押さえて自分にぴったり合う病院を見つけましょう。

また、不妊治療を行う適切なタイミングはあるのか、気になる方もいると思います。

そこで本記事では、不妊治療を受ける際の病院の選び方のポイントを7つ紹介するとともに、不妊治療の行うタイミングについても解説します。

不妊治療を始めるタイミングについて

不妊治療を検討している方のなかには、始めるタイミングがわからず悩んでいる方もいるでしょう。

実は不妊治療を始めるのに、決まったタイミングはありません。強いてあげれば、妊活をしているのになかなか妊娠せず、「どうしてだろう?」「もしかして不妊?」と思ったときが、病院を受診する良いタイミングです。

初めて不妊外来を受診するときは抵抗があるかもしれませんが、不妊に悩む方はけっして珍しくありません。厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」によると、不妊を心配したことのある夫婦は約2.9組に1組、実際に不妊検査や治療を受けたことのある夫婦は約5.5組に1組と、多くの夫婦が不妊に悩んでいるのが現状です。

不妊治療の分野は日々進歩しており、プライバシーにも十分配慮されています。不安な気持ちとしっかり向き合い、心の準備が整ったら不妊外来を受診するとよいでしょう。

なお、不妊とは「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない」状態を指します。公益社団法人日本産科婦人科学会では、この一定期間を「1年」と定義しているため、病院を受診するタイミングは1年を目安にするのも一つの考え方でしょう。また、女性の年齢が35歳以上の場合は半年が目安になります。

一般的に、女性は「卵子」が老化するため、妊娠は難しくなります。妊娠率をできる限り高めるためにも、不妊治療はなるべく早く受けることをおすすめします。また、男性も「精子」を作る機能の低下により、精子数が減少したり、運動率が低下することがわかっています。

不妊治療を始めるタイミングの詳細については、以下の記事で解説しています。

不妊治療に初めて行くタイミングとは?不妊の原因や知っておきたい基礎知識について

不妊治療をしたい……病院の選び方のポイント7

不妊治療を受ける病院はどのように選べば良いのでしょうか?後悔のない不妊治療を行なうためには、自分に合った病院選びがとても大切です。

ここでは、不妊治療の病院を選ぶときのポイントを7つ紹介します。

1.通院しやすい病院か

まずは、通いやすい病院かどうかがポイントです。自宅や職場からのアクセスが良く、朝や夜間、週末や祝日対応もしてくれる病院であれば、通院の負担は少ないでしょう。

一般的な不妊治療では、月経周期に合わせて一ヵ月に複数回の受診が必要です。タイミング療法や人工授精の場合は一ヶ月に13回の通院が平均的です。体外受精の場合は一ヶ月に46回の通院が平均的です。保険適用により、安全に簡単に自己注射ができるキットが使用できるようになり通院回数は改善されました。それでも、月に数回は病院に通う必要があります。

病院のアクセスが悪かったり、診療時間が合わなかったりして、途中で通えなくなってしまうケースは珍しくありません。不妊治療の病院を選ぶときは、なるべく通いやすい病院を選ぶのがおすすめです。

2.生殖専門医がいる不妊治療専門の医療機関か

不妊治療専門と掲げていても、実際に生殖専門医がいない医療機関もあります。不妊治療は治療方法が多く、複雑なため専門的な知識・技術を提供できる生殖専門医が在職している医療機関を選びましょう。

また、不妊治療が受けられる病院は、大学病院や総合病院、産婦人科医院、不妊治療専門医院の大きく3つに分けられます。日本においてはプライベートクリニックの方が不妊治療の実績が豊富なため、専門的な治療を受けるなら「不妊治療専門のクリニック」がよいでしょう。

大学病院や総合病院は規模が大きく、糖尿病や甲状腺疾患など内科的な異常が見つかった場合も専門の科と連携が可能です。救急外来がある病院なら、夜間・休日でも対応してもらえるため、安心感があるといえるでしょう。

ただし、大学病院や総合病院は不妊治療を専門とはせず、産婦人科の領域として診療をするため、多くの医師は産科・婦人科系のがん疾患・不妊治療をすべて担当することになります。医師により得意分野の偏りがあったり、不妊治療で使用できる手術室の時間に制約があったりすることもあります。

産婦人科医院の場合は、不妊治療と婦人科系の病気治療を一度に行なえるのが特徴です。妊娠後も診てもらえるため、出産まで任せられるのは安心感があります。ただし、待合室には妊婦も多く、新生児の健診で通われている方もいます。不妊治療中は妊婦や赤ちゃんを見るのが辛い時期もあるため、この点は注意が必要です。

また、規模が小さい産婦人科病院や不妊治療専門医がいない病院では、不妊治療の種類が限られることも珍しくありません。「不妊治療の対応可能」と掲げている病院であっても、医師の知識や治療の選択肢には幅があるケースも多いため注意しましょう。

不妊治療専門医院は、その名のとおり「不妊治療を専門に行なう」病院です。不妊に特化した治療を行なっているため、専門知識を持つ医師と出会えるのが大きなメリットといえます。高度な技術を必要とする「体外受精」を積極的に行なっている病院なら、治療の幅はさらに広がるでしょう。不妊治療に詳しい医師のもと、落ち着いて専門治療を受けたい場合は、不妊治療専門病院を選びましょう。

3.医療安全対策が徹底されているか

院内感染の対策や本人確認の徹底も、忘れてはいけません。

体外受精の場合、精子と卵子は患者様から離れた場所で取り扱われるため、取り間違いが起こる可能性も考えられます。不妊治療において、精子や卵子の取り違えは絶対にあってはいけないものであり、病院側は十分に注意して業務を行なわなければなりません。

名前や生年月日によるこまめな本人確認は、医療安全対策の基本です。診察時はもちろん、採血や薬を処方する際にも本人確認を行なっている病院は、安全に対する意識が高いといえるでしょう。

4.男性不妊外来があるか

男性不妊外来がある病院なら、不妊の原因が男性側にあった場合も、スムーズに治療を受けられます。

不妊外来というと女性を対象にしたものが多い傾向にありますが、世界保健機構(WHO)の調査によると、不妊の原因の41%は「女性のみ」、24%が「男性のみ」、24%が「男女とも」であり、不妊の原因の半分は男性側にあるといえます。この結果から、不妊治療において男性側の検査を行なうのは、妊娠を成立させるために必要不可欠といえるでしょう。

男性側に不妊の原因があった場合、病院では原因に合った治療を行ないます。男性側の原因は、精子の数が少ない、精子の働きが悪い、精子の形が正常ではないといった精子の問題や性機能障害などさまざまです。精索静脈瘤など病気による不妊であった場合は、泌尿器科の手術が必要なケースもあるでしょう。

しかし、男性不妊を診察できる泌尿器科の専門医はまだ少なく、不妊治療専門病院であっても、男性不妊に対応できる病院は多くありません。精子の数や運動率などを調べる一般的な検査は行なっていても、より詳しい検査や治療はできないという病院も多くあります。

これまで不妊外来にかかった経験がなく、不妊の原因がなにかわからない場合は、男性不妊治療も行なえる、もしくは男性不妊の治療を行える施設と連携している病院を選んでおくと安心です。

5.治療実績を公開している病院かどうか

最善の不妊治療を受けるには、治療実績ができるだけ多い病院を選ぶのがポイントです。

不妊治療は年齢や状態によって治療の選択肢が変わるため、すべての人にとって良い方法というのはありません。どのような治療が適しているかは、実際に治療を始めてみないとわからないのが、不妊治療の特徴です。

その点、体外受精の実施件数が多い病院は経験が豊富な分、個々のケースにおいて柔軟な対応が期待できます。治療の選択肢をできる限り増やし、適切な治療を受けるためには、体外受精の実績が多い病院を選ぶとよいでしょう。

ただし、治療件数が多い病院は人気ゆえに待ち時間が長かったり、診察が駆け足になったりすることもあります。病院を選ぶときは、体外受精の年間治療実績が多く、かつ患者さんの満足度が高い病院を探しましょう。

なお、不妊治療専門病院であっても、体外受精に関してはほとんど行なっていなかったり、実施件数が少なかったりする病院もあるため、注意してください。

6.相性の良い医師がいるか

相性の良い医師と出会えるか、という点も非常に重要です。

不妊治療にはさまざまな種類があり、妊娠率や費用面、通院の手間などを考慮したうえで、適切な方法を選択します。とはいえ、不妊治療には長い期間を必要とするケースも多く、心身ともに負担を感じる方もいるでしょう。

そんなとき、自分の希望を正確にくみ取ってくれたり、より良い治療を提案してくれたりする医師は、大きな心の支えになります。専門知識や技術があることも大切ですが、相性の良い医師と出会えそうな病院か、というのは重要なチェックポイントといえるでしょう。

医師として患者さんの気持ちを第一に考えるのは基本ですが、医師も一人の人間であり、どうしても相性があるのは仕方ありません。人によって良いと感じる対応はそれぞれ異なるため、ぜひ医師の人柄と自分との相性も考慮して病院選びを進めてください。

7.病院の口コミや評判に問題はないか

インターネット上や知人の評判に気になるものはないか、確認するのもよいでしょう。持病などで今現在通っている病院があれば、検討している病院の評判を聞いてみるのもおすすめです。いろいろな角度から情報を集めていくと、医師の人柄や治療方針のイメージがしやすくなります。

検討している病院の口コミに悪いものが多い場合は、病院の特徴や良い口コミも確認しつつ、実際の評判を確かめてください。できるだけ多くの情報を集めれば、良い病院に巡り合える可能性が高くなります。

ただし、口コミのなかには、誤った情報や古い情報が混ざっていることもあります。また、一般的に、不特定多数による口コミでは、ネガティブな書き込みが目立つ傾向にあります。ネガティブな口コミはインターネットに書き込むモチベーションが高いため、書き込まれる確率が高いのです。

ネガティブな口コミの信頼性を判断するには、発信元のアカウントが普段どのような書き込みをしているか、個人ページに飛んで確かめてみるとよいでしょう。過去の口コミに攻撃的なものが多い場合、病院の情報も実際よりネガティブに書かれているかもしれません。

すべての口コミを信じてしまうと、いつまでも病院が決められず、時間だけが経っていきがちです。口コミはあくまで参考程度に考え、客観的に判断することが大切です。

 

不妊治療の病院選びにお悩みの方は当院「はらメディカルクリニック」へ

はらメディカルクリニックでは、最新の学術論文とエビデンスに基づき、患者様一人ひとりに適した治療法を提案しています。日本産科婦人科学会の調べによると、全国の不妊治療施設の90%以上は年間採卵数300件以下、全国平均は364件です。

一方、当院の年間採卵実績は10001800件と都内でも豊富な臨床経験数であり、不妊治療に関する専門知識や医療技術についても充実しています。

専門の医療者に直接相談ができるのも、当院の特長です。医師はもちろん、胚培養士、看護師、不妊カウンセラー、臨床心理士など、複数の専門家に相談できる体制を整え、不妊治療に関する不安を解消する取り組みを積極的に行なっています。体外受精に興味がある方を対象に、月に一回「無料の体外受精説明会」も開催しているため、理解を深めながら治療に臨みたい方は、ぜひご参加ください。

また、「不妊治療の終結を一緒に考える会」や「おしゃべり会」など、不妊治療に取り組む方同士の交流や気持ちを整理する場も用意しています。

なお、当院では、受診前・治療中の不安にも対応できるよう、質問別のお問い合わせフォームも用意しています。まずは話だけ、まずは無料説明会の参加だけなど、柔軟に対応しているため、不妊治療の病院選びで悩んでいる方は、ぜひ一度はらメディカルクリニックへご相談ください。

電話またはお問い合わせフォームがありますので、ご希望の方法を選択ください。

まとめ

不妊治療を始めるタイミングに決まりはありません。しかし、精子・卵子は年齢とともに老化していくため、妊娠できる確率は年々下がります。

もし「不妊かもしれない」と悩んでいるなら、なるべく早く不妊外来を受診して、詳しい検査や治療を受けるのがおすすめです。

不妊治療の病院を選ぶポイントは、通いやすさや男性不妊外来の有無、治療実績の数など、複数あります。今回紹介したポイントを参考に、信頼できる病院を見つけてみてください。

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