記事・コラム
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2013.12.18
2020年10月26日(土)体外受精説明会レポート
10月26日(土)に開催された体外受精説明会のレポートです。 【開催日時】 10月26日(土) 14:00~16:30 【ご参加頂いた方】 (アンケートを基に作成しておりますので全体の合計人数よりも少ない個所もございます。) ・参加人数・・・71名 →ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・62名(31組) →おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・9名 ・クリニックの通院について →当院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・31名 →他院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・・7名 →どちらも通院されていない方・・・・2名 ・体外受精の経験 →あり ・・・・・・・・・・・・5名 →なし ・・・・・・・・・・・・35名 【頂いたご意見】 ・場所の案内を頂きたかった。 ・「収入」...額面どおりの収入 「所得」...収入から経費(サラリーマンの場合は給与控除)の金額を差し引いた残高。 お話の中で「収入」と「所得」を反対の意味に理解しているような箇所がありました。 ・大変勉強になりました。ありがとうございます。 ・今までよくわからなかったことがよく理解できました。夫婦で聞けて良かったと思います。 ・現在他院で治療を受けていますがとても勉強になる内容でした。伺って良かったです。 ・抗ミュラー管ホルモンについての説明を聞きたかった。 ・よくわかりました。ありがとうございました。 ・これまでもらっていた資料など理解できないところが多かったが、今回の説明で理解できた。 ・自分で勉強していた内容を詳しく説明して頂け、分かりにくかったことも理解できました。主人の方が興味を持って受講してくれたので今後の話し合いにも役に立ったと思いました。 ・院長のお話はとても分かりやすく聞けたのですが、他の何名かのスタッフさんはとても眠くなるような感じで、途中の話を聞けずにいました。これからは夫婦で話し合い進めていきたいと思います。 【頂いたご質問】 ・体外受精について Q:AMHが低めなので、強い誘発をしない方が良いでしょうか?中刺激くらいなら大丈夫ですか? A:クロミフェン+hMG/rFSH法を少量打つぐらいなら大丈夫かもしれませんが、生理3日目のFSH,E2によって誘発方法をドクターと相談された方が良いと思います。 Q:採卵は痛いですか? A:実際に私も採卵したことがないので、なんとも言
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2013.11.19
不妊治療の終結を一緒に考える会レポート11月16日(土)開催分
【開催日時】2013年11月16日(土)18:45~20:15 【ゲスト】Fineピアカウンセラー中辻尚子様 【ご参加頂いた方】 →ご夫婦での参加・・・・・・・・・・・・22名(11組) →お一人での参加・・・・・・・・・・・・6名 【司会を担当した心理士報告】 進行は前回同様でしたが、後半は7つのテーブルに分けてお話しの時間を設けました。 そこで話題に上った主なものは、 ◆妻になんて声をかけたらよいか ◆いつまで治療したらよいか ◆凍結胚の破棄について ◆家では治療について話がしづらい ◆離婚の話題が出ることはあるか でした。 最後に、みなさんで振り返り、アンケートを書いていただき終了としました。 以下、アンケート回答の抜粋です。 ・同じ気持ちを持っている人がたくさんいて勇気づけられます。 ・主人の想いが聞けて良かったです。 ・ピアカウンセラーの方自身の終結のお話を、笑いを交えて話されていたのが印象的でした。 ・私も夫婦で話し合えていない部分があると思います。治療もやめる勇気が持てません。本当に子どもが欲しいのか、意地になっていないか、自分の気持ちすらわからなくなる時があります。 ・夫も連れてくれば良かったと思いました。 ・「限界設定」の話しが参考になりました。 (一般的に、何かに挑戦するときはやめる時を一応決めておくと、永遠に続く感が薄れるのでお勧めです。何歳になったら、とか何回とか。その限界が近づいてきたら修正することが出来るので、その時にまた考える、という考え方のことです。) ・スパッとは決められないです。 ・夫側の気持ちが理解できました。 ・決めない、という選択もあるんだなと思いました。 ・揺れてもいいんだ、という言葉が気持ちを楽にしてくれました。 ・人をうらやましく感じても仕方がない、という言葉で少し楽になりました。 ・今のままでいいんだと思いました。 ・男女のコミュニケーションの違いが分かりました。 ・妻の頑張りに感謝を伝えたいと思いました。 涙あり笑いありの1時間半でしたが、あっという間に終了のお時間となりました。 参加して下さった皆様の心の中で、何らかのヒントとしていただけますと幸いです。 次回の開催は来年2月を予定しております。 お待ちしております。
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2013.10.16
体外受精説明会レポート(9月14日(土)開催分)
9月14日(土)に開催された体外受精説明会のレポートです。 【開催日時】 9月14日(土) 14:00~16:30 【ご参加頂いた方】 (アンケートを基に作成しておりますので全体の合計人数よりも少ない個所もございます。) ・参加人数・・・88名 →ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・54名(27組) →おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・13名 ・クリニックの通院について →当院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・26名 →他院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・・8名 →どちらも通院されていない方・・・・6名 ・体外受精の経験 →あり ・・・・・・・・・・・・9名 →なし ・・・・・・・・・・・・31名 【頂いたご意見】 ・流れが分かって良かったです。ありがとうございました。 ・患者の意向、都合を優先して考えてくれていることが良く分かりました。 ・プロジェクターが見づらかった。(後方) ・ありがとうございました。次回は夫1人で参加すると思います。 ・動画が多くあり、わかりやすく見れました。 ・選択肢が多いことは分かったが、自分がどの選択をすればいいのかが分かりづらかったので、サンプル例を説明して頂けるとありがたかったです。 【頂いたご質問】 ・体外受精について Q:採卵後、凍結胚を戻すのは早い方がいいのか? A:問題がなければ、採卵の次の周期から戻すことができます。次の周期でも、1年後でも、凍結胚の状態は変わりません。 Q:他院で精子の直進運動率が悪いので、ICSIしかないと言われた。本当にICSIしか方法はないのか? A:クリニックによって、検査の結果が変わることもあるので、初診の予約が来る前に1度、10000円検査を受けてみて、それでもう一度方針を考えてみてはいかがでしょうか? この方は喫煙者でしたので、禁煙をお勧めしました。 ・卵子について Q:卵子の質とはどういうことか? A:染色体の異常があるかないかを主に指します。 ・精子について Q:体調が悪いときの精子は、生まれてくる子に影響するか? A:精子の数が少ないとか運動率が悪いとかの形で影響することはあるが、受精して育ったものに関しては、関係ないです。 ・AMHについて Q:AMHが低いと受精率が悪かったり、質が悪かったりするのか? A:一般に、AMHが低い場合は、卵胞発育が悪かったりはするが、採
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2013.09.02
不妊治療の終結を一緒に考える会レポート(8月17日(土)開催分)
8月17日(土)に開催された不妊治療の終結を一緒に考える会のレポートです。 【開催日時】 8月17日(土) 17:30~19:00 【ゲスト】 Fineピアカウンセラー中辻尚子様 【ご参加頂いた方】 (アンケートを基に作成しておりますので全体の合計人数よりも少ない個所もございます。) ・参加人数・・・39名 →ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・28名(14組) →おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・11名 ・クリニックの通院について →当院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・25名 →他院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・0名 →どちらも通院されていない方・・・・0名 (今回ははらメディカルクリニックに通院中の方を対象にしておりました。) 【当日の主な流れ】 ●当院の臨床心理士菅谷よりご挨拶・心理的なお願い ●ゲスト中辻様より「治療終結の体験談」 ・夫婦間での治療に対する認識の違い ・「終結しない」という選択 ・夫婦お互いの考えを見直した ・気持ちの揺れを大切に、自分の味方でいてほしい ●質疑応答 ●事前アンケートの報告 ●質疑応答 Q職場へどのように伝えていたか? Q子どもがいないことへの、他人からの問いかけにどのように返答しているか? Q上記の質問でに対し「怒る」という対処をした方いますか? Q男性としてのコミュニケーションの取り方について ●アンケート回答 ●終了のご挨拶 【司会を担当した心理士報告】 初めての試みでしたので、参加された皆様は「いったいどんな会になるのか?」とドキドキされていたと思います。 そんな中お集まりいただいた会ですが、「治療とどう付き合うか、この正解を見つけるのは難しい」でも「参考になることがあればぜひ共有しましょう」というスタンスで企画しました。 心理学の考え方に「決めない」という対処法があります。これが皆様が「へぇ~」とお感じになった話題の1つかな、と思います。 「やめる」「やめない」「どちらとも決めない」と、選択肢は2つではないのですね。 あとは「ご夫婦の気持ちのすれ違い」についても話題になりました。「何とか力になりたいな」と思うご主人と、「夫がどう考えているのかわからない」と思う奥様と・・・。お互いがお互いを思いやっているのに、うまくかみ合わないことがあります。こうした状況のご夫婦はぜひカップルカウンセリングにいらし
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2013.09.02
体外受精説明会レポート(8月17日(土)開催分)
8月17日(土)に開催された体外受精説明会のレポートです。 【開催日時】 8月17日(土) 14:00~16:30 【ご参加頂いた方】 (アンケートを基に作成しておりますので全体の合計人数よりも少ない個所もございます。) ・参加人数・・・85名 →ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・72名(36組) →おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・13名 ・クリニックの通院について →当院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・32名 →他院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・10名 →どちらも通院されていない方・・・・7名 ・体外受精の経験 →あり ・・・・・・・・・・・・9名 →なし ・・・・・・・・・・・・36名 【頂いたご意見】 ・動画で立体的だったので理解しやすかったです。ファイルはバイブル(IVFの)にさせて頂きます。ありがとうございました。 ・画面が見づらかったです。 ・説明する内容が多いと思いますので、かなりバーっと説明された印象はありましたが、きちんと説明して下さったと思います。 ・悩み、不安でいっぱいでしたが、今日ここに来て前向きにがんばろうと思えました。 ・夫が採卵の説明の際に貧血気味になりました(笑)刺激が強すぎたようです。説明など分かりやすくありがたかったです。ぜひトライしたいです。 ・大変わかりやすい説明でした。 ・動画があって良かったです。 ・資料(ファイル、スクリーンともに)文字が小さすぎて見づらかったです。必要資料(つぼ押し)が入っていなかった。 【頂いたご質問】 ・体外受精について Q:AMHが低いが完全自然以外の誘発方法はしてもらえますか? A:CC+HMGまでは、実施できます。 Q:受精方法は、年齢によって決めるのですか? A:当院は、精子所見によって決めています。ただし、ご希望があればそちらを優先しております。 Q:SEET法は、やった方が良いのか? A:子宮側の受け入れ態勢を整えてあげるという意味では有効です。 ただし、受精卵の質をあげてあげることまではできません。 Q:妊娠実績表の妊娠率は出産した方の割合ですか? A:胎嚢確認時の割合です。 ・その他のご質問 Q:生理の初日の判断の仕方がわからないのですが。 A:基礎体温をつけて下さい。体温が下がった日を1日と数えます。
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2013.09.02
体外受精説明会レポート(7月20日(土)開催分)
7月20日(土)に開催された体外受精説明会のレポートです。【開催日時】7月20日(土)14:00~16:30【ご参加頂いた方】(アンケートを基に作成しておりますので全体の合計人数よりも少ない個所もございます。)・参加人数・・・83名→ご夫婦での参加 ・・・・・・・・・・・・66名(33組)→おひとりでの参加・・・・・・・・・・・・17名・クリニックの通院について→当院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・31名→他院通院中の方 ・・・・・・・・・・・・8名→どちらも通院されていない方 ・・・・・・・・・・・・8名・体外受精の経験→あり ・・・・・・・・・・・・10名→なし ・・・・・・・・・・・・25名【頂いたご意見】・もう少し時間を短縮して頂いた方が良い。スタッフ全員でケアをしてくれる印象を受けたので、実践されている事を期待したいです。・培養の説明と実績報告併せての説明があると分かりやすいと思いました。スライド資料にメモが取れると振返って考えやすいと思いました。・詳しく聞けて良かったですが、料金など表が小さく細かすぎるかと思います。もう少し大きくしてほしいです。病院もサロンも、もっと予約が取りやすくなればいいと思います。勉強にはなりましたが、少し心がついてゆかない感じにもなりました。・他院の説明会にも何度か参加しましたが、一番分かりやすかったです。【頂いたご質問】・採卵についてQ:麻酔の種類と薬品名を教えてほしい。A:静脈麻酔。ソセゴンとプロポフォールを使用しております。Q:排卵でOPU中止となった場合、はらメディカルクリニックでは、どのようにしていますか?A:人工授精(AIH)へ変更になることが多いです。・精子についてQ:顕微授精の際は、どういう精子を選んでいるのですか?A:形態的に良好で元気にまっすぐ動いている精子は染色体の異常がすくないという報告があるので、そういった精子を探させていただいております。・その他のご質問Q:3年前に感染症や、卵管造影などの検査をしたが、またすべてやらないといけないのか?A:ホルモン検査、精子検査、感染症などはやっていただいた方がいいと思います。卵管造影は、体外受精をご希望の場合は、早急に検査しないといけないわけではないと思います。
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2013.04.26
精子の調整方法について
こんにちは。本日のコラムは培養部が担当いたします。みなさまにお渡ししているピンク色の精子の所見が記載されているカードには、原精液と調製後の2つの精子の状態が記載されています。精子の調整ってどういう意味?と思われる方が沢山いらっしゃるかと思います。そこで今回は精子の調整方法についてお話させていただきます。当院では、「精子密度勾配遠心法」という方法で精子の調整を行っています。密度勾配遠心法とは、試料を乗せて遠心分離すると、溶媒よりも重いものは沈んでいき、軽いものは浮いていきます。そして自分と同じ密度の場所に行くと浮きも沈みもしないため、集まって層を作ります。これを利用して精子の調整を行います。まず、射出直後の精液はすぐに調整することはできません。射出直後はドロドロした状態ですが、30分経つとサラサラした状態になります。このサラサラした状態になることを液化といいます。この液化した状態で初めて精液の調整ができます。射出後の精液には白血球や細菌などの異物が混じっています。本来は排卵直前に出て来る頚管粘液がこれらの子宮内への侵入を防ぎます。もしこれらが子宮内に侵入すると、感染を引き起こす原因となります。また、受精の妨げにもなります。しかし、人工授精、体外受精の場合は、この頚管粘液の部分をショートカットすることになるので、これら取り除く必要があります。そこで、精子密度勾配遠心用培地と呼ばれる培養液を使います。これを使用し遠心すると、精子と白血球や細菌などの異物を分離することができます。また、精子も生きている精子と、死んでいる精子や奇形の精子とを分離することができます。遠心後に分離された、生きていてかつ正常な形の精子をきれいに洗い、精子の調整は終了となります。この、より良い精子を分離する方法を「精子密度勾配遠心法」と言います。そして、精子の調製後に人工授精、体外受精、精子の凍結が行われます。ただし、この精子密度勾配遠心法はあくまでも理論上の話です。100%の確率で良い精子だけを分離することはできませんのでご了承ください。このように私達培養部は、卵だけでなく精子も大切にお預かりしています。不安なことがございましたら、お気軽にお声かけ下さい。
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2012.04.06
胚盤胞のグレードについて
やっと桜も咲き始めてきましたね。 今回は培養部の担当です。 今回は胚盤胞のクレードについてお話ししたいと思います。 上の胚盤胞は4AAというグレードです。 胚盤胞のグレードは数字と二つのアルファベットで表します。まず、数字は胚盤胞の発育の段階を表し、初期の段階が1で発育が進んでいくにつれて数字が大きくなり、6段階あります。二つのアルファベットについては最初にくるものが将来胎児になる細胞、後に来るものが将来胎盤になる細胞を評価するものでA、B、Cの三段階で細胞の多いものをA、少ないものをCというような評価になります。妊娠率としては、C評価のものよりA評価のものの方が高い傾向にあります。 胚盤胞のグレードの数字の部分を気にされて、3AAよりも5AAの方が良いのか?という質問を受けますが、この場合5AAの方が3AAより成長が早いというだけで妊娠率に差はありません。胚盤胞は数時間でどんどん成長が進んでいく為、数字はあまり気にされなくて大丈夫です。やはり重要となってくるのは二つのアルファベットですが、こちらも見た目の評価になりますので、A評価のものでも染色体異常のものが含まれていたり、C評価のものでも力のあるものは妊娠から出産まで至ります。気になってしまうとは思いますが、参考程度に見て頂ければと思います。他にも受精卵について気なることや分からないことがございましたら、培養士相談でお聞きください。
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2011.10.14
採卵後の説明と副作用
こんにちは。 朝と昼の温度差があり、体調管理が難しい季節になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 本日のコラムは培養部が担当させて頂きます。 体外受精の採卵後、午前中のお休みの間に私達培養部がみなさまのお部屋に伺い、卵や精子の状態についてお話させていただいております。 その時、採卵決定時のエストロゲン値が1500pg/ml以上の方、採卵数が6個以上の方には新鮮胚移植ではなく、全胚凍結をおすすめしています。それは、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)という副作用の危険があるからです。 OHSSは排卵誘発剤にhCGを使うことによって複数個の卵が育つことにより起こります。最初の症状は下腹部痛及び腹部膨満感です。さらに様々な症状が出てきます。血管の透過性が大きくなり、血液中の水分が血管の外に出て、その水分が胸やお腹に溜まってしまうと、下腹部痛だけでなく腹部腫大や呼吸困難を引き起こします。重症化してしまうと、血液中の水分がないことによって尿が出にくくなり、腎不全になってしまったり、血液が濃縮することによって血栓ができて、それが脳や肺に詰まってしまうと脳血栓症・肺血栓症などを引き起こしてしまいます。 当院では、採卵後にOHSS予防のためのお注射をうつ方もいらっしゃいます。この方法は、院長が研究会で発表し、評価をいただいている方法です。 移植を1周期延期するのは遠回りに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、妊娠にベストな状態で移植をした方が妊娠率も上がります。 みなさまが安心・安全に妊娠できるように院長・スタッフ一同努力しておりますので、不安なことなどがございましたら、お気軽にお声かけください。 採卵および移植は体調が結果を左右いたしますので、くれぐれも風邪など引かぬようお体ご自愛ください。
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2011.04.15
受精障害について
桜の季節もいつしか過ぎ、葉桜の季節となりました。 みなさま、いかがお過ごしでしょうか? 今回、培養部は生命の誕生である「受精」がうまく起こらない「受精障害」について 考えられる原因及びその治療法についてお話したいと思います。 通常自然では膣内に射精された精子は卵子に向かってすすんでいき、卵管膨大部という場所で、1匹の精子が卵子の中へ侵入し、受精がおこります。 受精障害とは、精子が十分にいるにもかかわらずこの受精が起こらないことをいいます。 受精障害の原因としては、卵子に問題がある場合、精子に問題がある場合、両方に問題がある場合の3つが考えられます。 まず、卵子に問題があった場合、原因は次のように考えられます。 1.卵子の殻の部分である透明帯が固かったり、厚かったりし、精子がくっつけない場合、精子が卵子の透明帯を通過できず、受精することができなくなってしまう。 2.精子が透明帯を通過後に、精子の持つ因子が卵子内に放出されると卵子が活性化し、受精が起こりますが、その活性化が起こっていない。 3.採取できた卵子が未熟で、卵子自体に受精する能力がなく、受精できない。 次に精子に問題があった場合です。 4.精子の機能的な問題により、卵子の殻の部分である透明帯にくっつけなかったり、透明帯を通過できず受精が起こらない。 5.精子が透明帯を通過後に、精子が卵子を活性化する因子をうまく放出できなかったり、その因子がない等で卵を活性化できず受精が起こらない。 この障害を打破する方法として、原因が1及び4の場合は顕微授精を実施するという方法があり、原因が2及び5の場合は卵子を活性化させるという方法があります。 精子が透明帯を通過できない場合は、顕微授精で確実に精子を卵子に注入することにより、受精を起こすことができます。 卵子が活性化しない場合は、顕微授精により卵子に精子を注入した後で電気刺激やカルシウムイオノフォアという方法で活性化を誘起させることで、受精させることができます。 原因が3の場合に関しては、今回とは異なる誘発方法に変えたり、エコーでの観察回数を増やしてもらうことにより、成熟卵の数を増やし受精卵を獲得できる可能性を高める事ができます。 受精障害は、一度の体外受精で判断がつかず難しい症例ではありますが、きちんと選択肢を提示させていただき、最善の方法をとらせていただ