記事・コラム
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2026.07.28
非匿名の精子ドナー募集|生まれる人の未来を大切に
当院では、提供精子による治療を必要とする方のために、非匿名で精子を提供していただける方を募集しています。 非匿名とは、提供によって生まれた人が成人後にルーツを知りたいと希望した場合に、一定の条件のもとで連絡の可能性を残す登録方法です。 このページでは、非匿名精子ドナーとは何か、当院が非匿名を採用している理由、登録までの流れをご紹介します。 提供精子による治療とは 提供精子による治療とは、ご自身の精子で妊娠が難しい場合に、第三者から提供された精子を用いて妊娠を目指す治療です。当院では、無精子症などによりご自身の精子で妊娠が難しいご夫婦や、一定の条件を満たす方を対象に、提供精子による人工授精(AID)や体外受精(IVF-D)を行っています。 精子ドナーの皆様からご提供いただいた精子は、このような治療を必要とする方々の妊娠・出産を支えるために大切に活用されています。 非匿名の精子ドナーとは 非匿名の精子ドナーとは、提供精子によって生まれた人が成人後に自身のルーツについて知りたいと希望した場合に、一定の条件のもとで連絡の可能性を残す登録方法です。 連絡が行われるのは、提供によって生まれた人が成人し、連絡を希望した場合に限られます。また、当院によるカウンセリングや倫理委員会の審査、ドナーの権利を守るための契約締結などを経て、十分な理解と準備が確認された場合のみ、当院の仲介の下で実施されます。 そのため、ドナーの個人情報が公開されたり、本人の意思に反して突然連絡が届いたりすることはありません。*1 提供精子によって生まれた人の考え方はさまざまであり、ドナーに関心を持たない人もいれば、自身のルーツについて知りたいと考える人もいます。非匿名の精子提供は、そのような将来の可能性を残し、生まれた人が自ら選択できる環境を大切にする考え方です。 なぜ当院は非匿名を採用しているのか 当院が提供精子による治療において最も大切にしているのは、この治療によって生まれる人の幸福です。 これまで、提供精子によって生まれた人の中には、自身が提供精子で生まれたことを成人後に偶然知り、大きな戸惑いや葛藤を抱えた方がいることが報告されています。また、匿名で提供された精子による治療では、ドナーについて知ることができず、
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2026.07.28
体外受精とは? 仕組み・流れ・妊娠率・保険適用をわかりやすく解説
体外受精とは、卵巣から取り出した卵子を体の外で精子と受精させ、育てた受精卵(胚)を子宮に戻して妊娠を目指す不妊治療です。 英語ではIVF(In Vitro Fertilization)と呼ばれ、人工授精などの一般不妊治療で妊娠に至らない場合や、卵管に原因がある場合などに選択されます。日本では2022年4月から公的医療保険の適用対象となり、現在では日本で生まれる子どものおよそ8.5人に1人が、体外受精を含む生殖補助医療(ART)によって誕生しています(日本産科婦人科学会・2023年データ)。 この記事では、体外受精の仕組み、どのような場合に選択されるのか、人工授精・顕微授精との違い、治療の流れ、最新の全国データにもとづく妊娠率、保険適用の条件までを順に解説します。 体外受精の仕組み|「体外」で行われるのは受精の工程だけ まず、体外受精という治療で「体の外」で行われるのはどの工程なのかを確認しましょう。 体外受精という名前から「妊娠のすべてが体の外で行われる」と誤解されることがありますが、体の外で行われるのは「受精」とその後数日間の「胚培養」の工程だけです。受精卵(胚)は子宮に戻され、着床から出産までの経過は自然妊娠と変わりません。 受精の方法には、次の2種類があります。 通常体外受精(c-IVF):採取した卵子に調整した精子をふりかけ、自然な受精を待つ方法 顕微授精(ICSI):1個の精子を細い針で卵子に直接注入する方法 どちらの方法をとるかは、精子の状態や過去の受精成績などをもとに医学的に判断されます。 体外受精が選択される主なケース(適応) 「自分は体外受精の対象になるのか」は、多くの方が最初に知りたい点です。 日本産科婦人科学会では、体外受精(生殖補助医療/ART)は「これ以外の治療によって妊娠の可能性がないか極めて低いと判断される場合」や、「ARTを実施することが患者さんや生まれてくる子どもにとって有益であると判断される場合」を対象としています。 卵管性不妊:卵管の閉塞・癒着などにより、卵子と精子が体内で出会えない場合 男性不妊:精子の数や運動率が低く、人工授精での妊娠が難しい場合(重度の場合は顕微授精が選択されます) 免疫性不妊:抗精子抗体などにより、体内での受精
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2026.07.28
体外受精のスケジュール|1回の期間と通院回数の目安【医師監修】
体外受精1回にかかる期間は、採卵から妊娠判定まで約2〜3か月で、通院回数は採卵周期・胚移植周期を合わせて9~13回が目安です。 体外受精を受けるにあたって、仕事や家事と治療を両立するうえで気になるのは、「何回通院するの?」「いつ休みが必要?」「採卵日はいつ決まる?」といったスケジュールではないでしょうか。 この記事では、体外受精1回の全体スケジュールや通院回数の目安、仕事との両立のポイント、予定を立てる際に知っておきたいポイントをわかりやすく紹介します。 体外受精という治療そのものの仕組みや対象となる方については、「体外受精とは」の解説記事をご覧ください。 体外受精の全体スケジュール(採卵から妊娠判定まで) 体外受精は、月経開始後2,3日目の診察から始まり、卵巣刺激、卵胞確認、採卵、受精・培養、胚移植、妊娠判定という流れで進みます。 具体的には、排卵誘発剤を使って複数の卵胞を育て、超音波検査やホルモン検査で発育を確認します。卵胞が十分に育ったら採卵日を決定し、採卵の約2日前に卵子を最終成熟させるための注射や点鼻薬を使用します。採卵後は、取り出した卵子と精子を受精させ、受精卵(胚)を数日間培養します。その後、胚を子宮に戻す胚移植を行い、約10日~13日後に血液検査で妊娠判定を行います。 凍結融解胚移植と新鮮胚移植 胚移植には、受精卵(胚)をいったん凍結し、採卵とは別の月経周期に移植する「凍結融解胚移植」と、採卵した周期のうちに移植する「新鮮胚移植」があります。 当院では、多くの場合、凍結融解胚移植を行います。凍結融解胚移植では、採卵周期と胚移植周期に分けて治療を進めるため、採卵から妊娠判定まで約2〜3か月が目安です。一方、新鮮胚移植では、採卵した周期に胚移植まで進むため、月経開始から妊娠判定まで約1か月が目安となります。 採卵周期のスケジュール 採卵周期は、月経開始から約1か月です。診察で治療計画を立て、卵巣刺激で卵胞を育て、採卵・受精・培養を経て受精卵(胚)を凍結します。通院回数は4〜5回程度が目安ですが、卵胞の育ち方によって変わります。 時期 内容 院内滞在時間(目安) 月経2〜3日目 周期開始の診察・採血・超音波・治療計画 約2.5時間 月経3〜10日目
- 体外受精
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2026.07.23
2026年8月26日から領収書・診察券の運用が変わります
2026年8月26日(水)より、領収書・明細書と診察券の運用を一部変更いたします。 領収書・明細書が感熱紙(レシート用紙)になります これまで普通紙で発行していた領収書・診療明細書を、レシートと同じ感熱紙で発行いたします。なお、領収書・診療明細書はこれまでと同様に再発行できません。 領収書・明細書のサンプル画像 助成金申請や医療保険請求にも使用できます 「レシートのような紙でも使えるの?」というお問い合わせをいただくことがありますが、感熱紙でも助成金申請や医療保険の請求にご利用いただけます。 大切に保管をお願いいたします 長期間保存タイプの感熱紙を使用します。ただし、感熱紙は熱や直射日光などの影響で印字が薄くなることがあります。助成金申請や医療保険の請求などで後日使用する場合は、 高温になる場所を避けて保管する 必要に応じてコピーを取っておく ことをおすすめします。 デジタル診察券(QR診察券)を導入します スマートフォンアプリ「アットリンク」で表示できるデジタル診察券(QR診察券)の運用を開始します。現在お使いの磁気カードの診察券もしばらくはご利用いただけますが、今後はデジタル診察券へ順次移行する予定です。お手数ですが、早めのアプリのインストールをお願いいたします。 アプリのダウンロードはこちら iPhoneアプリAndroidアプリ 受付では紙の診察券も引き続き利用できます 受付チェックイン機では、しばらくの間 磁気カードの診察券 デジタル診察券(QR診察券) どちらでも受付が可能です。ただし、今後はデジタル診察券へ順次移行する予定です。スムーズにご利用いただくためにも、早めのアプリのインストールをお願いいたします。 自動精算機ではデジタル診察券をご利用ください 8月26日以降、自動精算機では磁気カードの診察券はご利用いただけません。デジタル診察券(QR診察券)をご利用いただくか、アプリをインストールしていない場合は、診察券番号を入力してお会計をお願いいたします。 よくある質問 Q レシートのような紙でも助成金申請や医療保険請求に使えますか? はい。感熱紙でも助成金申請・医療保険請求に
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2026.07.18
2026年7月以前のAID・IVF-D「対象となる支援」について
当院では、2026年8月1日からガイドライン第8版を施行し、AID・IVF-Dで生まれる子どもの出自を知る権利を支える仕組みと、子どもや家族への支援を充実させます。 一方、当院では1997年からAIDを実施しており、治療を受けた時期や使用した提供精子の種類により、ご利用いただける支援が異なります。これは、子どもの出自を知る権利を支える仕組みを段階的に整備してきたためです。 このページでは、2026年7月以前に実施したAID・IVF-Dで生まれたお子さまを育てているご家族を対象に、ご利用いただける支援についてご案内します。 提供精子は3種類あります 当院では、提供精子をドナーとの契約内容により3種類に分けています。 契約内容は、提供精子を凍結した時期のガイドラインによって異なります。そのため、同じ匿名の提供精子でも、ドナー周辺情報を開示できるものと、開示できないものがあります。それぞれの違いは次のとおりです。 提供精子の種類 精子凍結時期 周辺情報の開示※1 成人後の連絡※2 ①匿名 1997~2021年 × × ②匿名 2022~2026年6月 〇 × ③非匿名 2022年~ 〇 〇 使用した提供精子の種類を確認 AIDで使用する匿名提供精子は、2023年から2024年にかけて、ドナーの血液型ごとに「①匿名」から「②匿名」へ順次切り替えました。そのため、ご自身が使用した提供精子は、ドナーの血液型と治療時期から確認できます。なおIVF-Dは当初から「③非匿名」を使用しています。 ドナー血液型 ①から②に切り替えたAID実施日 B型、O型 2023年7月19日以降 AB型 2023年12月1日以降 A型 2024年1月8日以降 AID実施日から①・②のどちらか判断できない場合は、妊娠後面談を実施し、ドナー直筆の周辺情報表をお持ちかご確認ください。お持ちの方は「②匿名」の提供精子です。 3種類の提供精子ごとの対象となる仕組み 上記で確認した提供精子(①匿名・②匿名・③非匿名)ごとに、ご利用いただける支援は以下のとおりです。 支援の項目 ①匿名 ②匿名 ③非匿名 100年間の情報管理 △※1 〇 〇 告知計画書の作成支援 × 〇 〇
- 精子提供・精子ドナー
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2026.07.16
慢性子宮内膜炎検査とは|EMMA ALICEとCD138
「良好な胚を移植しているのに妊娠しない」「何度も胚移植をしているのに着床しない」 このような場合、多くは受精卵の染色体異常が原因と考えられますが、子宮内膜側に原因があるケースもあります。その一つとして知られているのが慢性子宮内膜炎です。 慢性子宮内膜炎は自覚症状がほとんどないことが多く、不妊治療を受けるまで気付かない方も少なくありません。反復着床不全や胚移植不成功との関連が報告されており、必要に応じて検査・治療を行うことで妊娠につながる可能性があります。 慢性子宮内膜炎とは? 慢性子宮内膜炎とは、子宮内膜に慢性的な炎症が続いている状態です。発熱や強い下腹部痛を伴う"急性"子宮内膜炎に対し、自覚症状がほとんどないまま経過することも少なくありません。子宮内膜が細菌感染などによって慢性的な炎症が起こると、CD138陽性細胞(形質細胞)と呼ばれる免疫細胞が増加します。この状態を慢性子宮内膜炎と診断します。 近年では、この慢性子宮内膜炎が反復着床不全や反復流産との関連があることが報告されており、不妊治療の分野でも注目されています。 妊娠への影響 妊娠するためには、質の良い胚だけでなく、子宮内膜が受精卵を受け入れやすい状態(着床しやすい状態)であることが重要です。慢性子宮内膜炎では、子宮内膜に炎症が続くことで、受精卵を受け入れるための環境が乱れると考えられています。 具体的には、 子宮内の免疫バランスが変化し、受精卵を受け入れにくくなる 着床に必要な遺伝子やサイトカイン(細胞同士が情報を伝え合う物質)の働きが変化し、着床しやすい時期(着床の窓)が乱れる 子宮内フローラ(子宮内細菌叢)のバランスが崩れ、ラクトバチルス属(乳酸菌)が減少することがある 子宮内膜が受精卵を受け入れるために変化する「脱落膜化(内膜がふかふかな状態に変化すること)」が十分に進まなくなる など、さまざまな変化が複合的に起こることで、着床や妊娠に影響すると考えられています。 近年の研究では、反復着床不全、原因不明不妊、反復流産の患者さんでは慢性子宮内膜炎が認められる割合が比較的高く、抗菌薬などによる治療後に妊娠率や出生率が改善したとする報告があります。一方で、すべての研究で同じ結果が得られているわけではなく、慢性子宮内膜炎
- 先進医療・オプショナル治療
- 検査
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2026.07.14
アシステッドハッチングとは?効果・適応・費用
体外受精では、良好な胚を移植しても妊娠に至らないことがあります。その要因の一つとして考えられているのが、胚が透明帯(とうめいたい)を破って外へ出る「ハッチング(孵化)」が十分に行われないことです。 アシステッドハッチング(Assisted Hatching:AH)は、このハッチングを補助し、胚が子宮内膜へ着床しやすくなることを目的とした技術です。 アシステッドハッチングとは 受精卵(胚)は、受精後に細胞分裂を繰り返しながら成長し、「胚盤胞」と呼ばれる段階になります。その後、子宮内膜へ着床するためには、胚を包んでいる透明帯(とうめいたい)という膜を破って外へ出る必要があります。 この現象をハッチング(孵化)と呼びます。 しかし、加齢や体外受精に伴う操作などの影響によって透明帯が硬くなると、胚が自力で透明帯から脱出しにくくなり、着床しづらくなることがあります。 そこで行われるのが、アシステッドハッチング(Assisted Hatching:AH)です。 アシステッドハッチングとは、透明帯の一部に穴を開けたり薄くしたりすることで、胚が透明帯から脱出しやすい状態を作り、ハッチングを補助する技術です。胚が子宮内膜へ着床しやすくなることを目的として行われます。 アシステッドハッチングは胚移植前に行います アシステッドハッチングは、胚移植前に胚培養士が実施します。患者様ご自身が処置を受けるわけではなく、培養室で胚に対して行う処置のため、患者様に痛みや負担はありません。 当院では、胚移植ご要望書でお申し込みいただいたうえで、胚の状態や患者様のご状況を総合的に判断し、実施の可否を決定しています。ご希望いただいた場合でも、医師や胚培養士の判断により実施しないことがありますのでご了承ください。 当院で採用しているアシステッドハッチングの方法 当院では、レーザー法による「一部開口」を採用しています。 レーザー法は、透明帯の一部にレーザーを照射して開口を作る方法です。 高い精度で処置を行うことができ、胚への負担をできる限り抑えられることから、現在では世界中の生殖医療施設で広く採用されています。 当院では、安全性と再現性を重視し、レーザー法による「一部開口」を行っています。胚の状態や患者様の治療経過
- 体外受精
- 先進医療・オプショナル治療
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2026.07.11
提供精子による生殖補助医療のガイドライン
本ガイドラインは、2026年8月1日時点の法令等を踏まえ、子どもの利益を最優先に策定しています。ただし、特定生殖補助医療法が成立した場合は、法律が優先されるため、法律の施行までにガイドラインを見直します。 はじめに 0.はじめに 1.提供精子による生殖補助医療とは 0.はじめに 本ガイドラインは、当院が提供する提供精子による生殖補助医療について、その考え方、制度、治療の流れをご理解いただくために作成しています。 当院は、生殖医療で作られる家族のその先まで見据えた医療を目指しています。そのため、本ガイドラインでは、その考え方に基づいて定めた制度や治療の進め方についてご説明します。 提供精子による生殖補助医療を検討されているご夫婦には、本ガイドラインをご一読いただき、当院の考え方をご理解いただいたうえで、ご共感いただける場合に限り当院での治療をご選択いただければ幸いです。 1.提供精子による生殖補助医療とは 提供精子による生殖補助医療とは、夫が無精子症などの絶対的男性不妊である場合や、性別変更に伴い精子がない場合に、第三者から提供された精子を用いて子どもを授かるための治療です。 提供精子を用いた治療方法には、AIDとIVF-Dの2つがあります。 AID 提供精子による人工授精のこと IVF-D 提供精子による体外受精(顕微授精)のこと 提供精子には、「非匿名」と「匿名」の2種類があります。当院は2026年8月より提供精子を完全非匿名化します。 非匿名 出生した子どもが成人後に希望した場合、当院仲介のもとで、連絡できる(メール・電話・手紙・直接会う)ドナーの提供精子 匿名 出生した子どもが成人後に希望しても、連絡できないドナーの提供精子 当院について 2.当院の提供精子による生殖補助医療について3.当院の考え方 2.当院の提供精子による生殖補助医療について ①当院は、日本産科婦人科学会の提供精子における登録施設 ②AID・IVF-D実施件数 AID年間約450~550件 (AIDは1997年開始) IVF-D(採卵+胚移植)年間約200~250件 (IVF-Dは2022年開始) ※当院が実施する人工授精・体外受
- 精子提供・精子ドナー
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2026.07.09
高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは?効果や費用、保険適用について
体外受精では、良好な胚を移植しても妊娠に至らないことがあります。妊娠の成立には、胚の質だけでなく、胚が子宮内膜に着床しやすい環境が整っていることも重要です。 そのため、胚移植時には着床をサポートするさまざまな方法が用いられます。その一つが高濃度ヒアルロン酸含有培養液です。 高濃度ヒアルロン酸培養液は、胚移植時に使用する培養液を通常のものよりも高濃度のヒアルロン酸を含む培養液に変更する方法で、胚と子宮内膜の接着を助け、着床しやすい環境づくりを目的としています。 この記事では、高濃度ヒアルロン酸含有培養液の仕組みや期待できる効果、研究結果、当院での実施方法や費用について解説します。 高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは 高濃度ヒアルロン酸含有培養液の使い方 高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは、胚移植の際に使用する培養液に、高濃度のヒアルロン酸を含ませた培養液です。 ヒアルロン酸は、皮膚や関節だけでなく、卵子を取り囲む卵丘細胞や子宮内膜にも存在する成分で、高い保水性と粘性を持っています。そのため、生殖医療の分野では、培養中や胚移植時に胚を保護する目的で広く利用されています。 胚移植では、移植直前に胚を高濃度ヒアルロン酸含有培養液へ一定時間浸してから子宮内へ戻します。患者様が受ける処置は通常の胚移植と変わらず、使用する培養液のみが変更されます。 高濃度ヒアルロン酸含有培養液は、胚の質を改善するものではありません。胚が本来持つ力を発揮しやすい環境を整え、着床をサポートすることを目的として使用されます。 なお、高濃度ヒアルロン酸を含む胚移植用培養液として「EmbryoGlue(エンブリオグルー)」が広く知られていますが、これは製品名です。 着床をサポートする理由 胚が着床するためには、胚と子宮内膜が互いに認識し、接着することが必要です。ヒアルロン酸は、この過程で重要な役割を担うと考えられています。 ヒアルロン酸は、胚と子宮内膜の両方に存在するCD44(ヒアルロン酸受容体)と結合することで、胚と子宮内膜の相互作用を促し、着床初期の接着やシグナル伝達をサポートすると考えられています。 さらに、高い保水性と粘性により、培養中や胚移植時に胚を物理的・化学的ストレスから保護する働きも期待されていま
- 体外受精
- 先進医療・オプショナル治療
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2026.07.09
ガイドライン改定(第3弾)治療の進め方・運用ルールの見直しについて
当院では、2026年8月1日より「提供精子による生殖補助医療のガイドライン」を改定します。 改定内容が多いため、これまで2回に分けてお知らせしてまいりました。今回は第3弾として、ガイドライン改定に関する最後のお知らせです。 第3弾の変更点 ①IVF-Dに6か月休止制度を新設 3か月ルールとその理由 IVF-Dでは、採卵から胚移植までなど、各治療・手続きを3か月以内に進めていただく「3か月ルール」を設けています。 このルールは、限りある提供精子を有効に活用し、より多くのご夫婦へ公平に治療機会を提供するためのものです。IVF-Dでは、採卵で得られた凍結胚も将来生まれる可能性のある子どもとして管理しています。そのため、凍結胚が残っている間は、提供精子に十分な在庫があっても、そのドナーを新たなご夫婦へ割り当てることができません。この状態が長期間続くと、新たに治療を開始できるご夫婦が減ってしまう可能性があります。 このため、これまでは病気など医学的な理由がある場合に限り、3か月を超えて治療を休止することを認めていました。 6か月休止制度の新設 現在は、非匿名提供精子のストック数に一定の余裕があることから、8月1日の改定以降は、医学的理由がない場合でも、生涯1回に限り、最長6か月まで治療を休止できる制度を新設します。 具体的な方法 医学的理由以外で3か月を超え、6か月以内の休止を希望する場合は、3か月の期限内に、夫婦一緒に医師の診察を受け、「IVF-D6か月休止制度の申請書」をご提出ください。オンライン診療をご利用の場合は、診療日までに当院必着でお送りください。 医師が申請内容を確認し、休止を認めた場合は、3か月ルールの起算日(前回の採卵日や胚移植日など)から最長6か月(6か月後の同日まで)、生涯1回に限り休止することができます。 休止期間中に年齢上限へ達した場合は、その時点で治療は終了します。 「IVF-D6か月休止制度の申請書」は、7月28日以降、ホームページの「通院中の方」→「AID・IVF-D関連」から印刷してご使用ください。使用開始日は8月1日以降です。 ②各取り組みの有効期限を設定 本治療ではガイドラインや治療内容の見直しが年1回程度あります。また、長期間
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