精子凍結|精子凍結の方法
不妊症の検査・治療
精子凍結とは
精子をマイナス196度で凍結し、保存することを精子凍結といいます。 半永久的に凍結保存することが可能です。精子凍結の安全性は医学的に立証されています。
当院では既婚、未婚関わらずすべての方が凍結できますが、状況や目的が異なります。
詳しくはこちらをご確認ください。
精子凍結の方法
STEP1初診の予約をする
まずは初診の予約をお取りください。
初診日当日に検査を希望される場合はメンズルームをご案内します。後日持参いただく場合は持参用のカップをお渡しします。また、妊娠に影響する感染症の血液検査も行います。
初めての方:
以下よりWeb予約の利用登録を行い、案内に従って診察券番号を取得してください。診察券番号を使って予約項目【9:精子凍結の初診】をご予約ください。
ご通院中の方:STEP4にお進みください。
STEP2精子の提出・感染症検査
精子検査の日にご来院いただき、精子をご提出いただきます。また、感染症検査のための採血も行います。
項目 | 料金 | 方法 | 備考 |
---|---|---|---|
男性)感染症検査 | ¥5,929 | 採血 | HIV、HCV抗体、RPR、TP抗体、HTLV-1抗体(PA)、HBs抗原 |
精液検査 | ¥9,240 | 精液検査 | CASA(コンピュータ解析検査)+正常形態率(奇形率) 精液量、精子濃度、精子運動率、正常形態率 |
精液検査+DFI検査 | ¥27,940 | 精液検査 | CASA(コンピュータ解析検査)+正常形態率(奇形率) 精液量、精子濃度、精子運動率、正常形態率+ 精子のDNAの損傷率を調べる検査 |
STEP3精子検査と感染症検査の結果を受取
精子検査と感染症検査は約2週間程度で郵送します。精子凍結が可能な状態かどうかについてご確認ください。
STEP4精子凍結のための予約をする
検査で問題がない、または問題があると判断された場合も治療後であれば精子を凍結していただけます。WEB予約システムから【精子凍結】の予約をお取りください。凍結費用は1アンプル1年間¥11,880円(税込)です。お支払い時に精子凍結に関する同意書をご記入いただきます。
STEP5凍結完了
お預かりした精液は取り違いがないよう必ず2名1組で指さし確認。その後、顕微鏡で良好運動精子の数をカウントし、 遠心分離器にかけて洗浄・濃縮を行い下準備をします。最終的にマイナス196度の液体窒素で半永久的に凍結保存が可能です。 凍結精子の安全性は医学的に立証されています。
*精子の状態が悪く凍結保存できない場合は当院からお電話にてご連絡させていただきます。
精子凍結の期限について
精子凍結は学会の規定により生殖年齢までと定められており、当院では65 歳の誕生日までとします。また、精子の所有者が亡くなられた場合はその凍結精子は破棄されます。所有者の配偶者や家族であっても使用や保管することはできません。
精子凍結の費用と更新手続きについて
精子凍結は1アンプル1年間¥11,880(税込)です。 凍結期間満了前になりましたら、当院から「凍結胚・卵子・精子凍結保存継続意思確認のお知らせ」を書留にて郵送させていただきます。 その際、継続を希望するか、破棄処分を希望するかお決めください。継続を希望される場合の費用は1アンプル1年間¥11,880(税込)です。
凍結した精子は他の施設へ移すこともできます
当院では凍結精子は患者様の所有物と考えておりますので、患者様の希望がある場合は他の施設への移動が可能です。 希望される施設に事前に許可をお取りいただいた上でご連絡ください。
凍結精子の移動は患者様ご自身で行っていただきます。移動させたい施設から専用の容器(魔法瓶のような容器です)をお借りいただき充分な液体窒素を入れてもらってください。 施設間移動に際し凍結精子にダメージが出ることは基本的にありません。