当院で不妊治療をしている方の精子凍結

検査・治療

精子をマイナス196度で凍結し、保存することを精子凍結といいます。 半永久的に凍結保存することが可能です。精子凍結の安全性は医学的に立証されています。

どういう方がどのような時に精子凍結をするの?

①ご主人様の都合で精子が必要な日に採精できない場合
出張や海外赴任、夜勤などご主人様の都合で人工授精や体外受精当日に精子を用意できない場合はあらかじめ精子を凍結保存し、それを使用します。

運動精子数が少ない方が妊娠率を向上させたい場合
運動精子数とは、精子濃度×運動率で計算します。この数値が人工授精に有効的な1500万/1cc 以下の場合は、複数本の精子を合わせて使用することで確率を高める方法もあります。 凍結精子を複数本使用する他、人工授精当日にも精子を持参し、その所見によって必要であれば凍結精子も使用する場合があります。

不妊治療における「保険」として1アンプル(1回分)保存しておきたい場合
男性にとって「この日に精子を用意して下さい」と言われるのは大きなストレスでありそれがプレッシャーに感じるのは当然です。 人工授精や体外受精の当日に「もし射精できなかったらどうしよう・・」と考えると余計プレッシャーが増します。 そのような責任感が強い方へは事前に1アンプル(1回分)を保険として凍結保存しておかれることをおすすめします。 精子凍結があれば、もし当日の採精ができなかった場合や急な仕事などで精子が用意できなくても人工授精や体外受精は予定通り行えます。

凍結精子の方法

STEP1

精子を凍結保存するための予約をとる

  • 持参
  • 院内採取

ご希望の日をWEBもしくはお電話でご予約ください。精子は自宅で採取し持参する方法と、院内で採精する方法があります。

STEP2

当日、凍結費用のお支払いと同意書を提出

凍結費用は1アンプル半年間¥5,400(税抜)です。お支払い時に精子凍結に関する同意書をご記入いただきます。

STEP3

凍結完了

お預かりした精液は取り違いがないよう必ず2名1組で指さし確認。その後、顕微鏡で良好運動精子の数をカウントし、 遠心分離器にかけて洗浄・濃縮を行い下準備をします。最終的にマイナス196度の液体窒素で半永久的に凍結保存が可能です。 凍結精子の安全性は医学的に立証されています。

精子の状態が悪く凍結保存できない場合は当院からお電話にてご連絡させていただきます。

凍結した精子は他の施設へ移すこともできます

当院では凍結精子は患者様の所有物と考えておりますので、患者様の希望がある場合は他の施設への移動が可能です。 希望される施設に事前に許可をお取りいただいた上でご連絡ください。
凍結精子の移動は患者様ご自身で行っていただきます。移動させたい施設から専用の容器(魔法瓶のような容器です)をお借りいただき充分な液体窒素を入れてもらってください。 施設間移動に際し凍結精子にダメージが出ることは基本的にありません。また、移動に対する費用もかかりません。

精子凍結の期限について

精子凍結は半永久的に可能ではありますが、日本産科婦人科学会のガイドラインにより「ご本人の生存期間まで」と定められています。 つまり、何らかの理由でご主人様(精子の所有者)が亡くなられた場合は凍結精子は破棄させていただきます。 奥様やご家族の希望がある場合でもご本人様の死亡後は凍結を継続することはできません。

精子凍結の継続手続きについて

精子凍結は1アンプル半年間¥5,400(税抜) 1年間¥10,800(税抜)です。 凍結期間満了前になりましたら、当院から「凍結胚・卵子・精子凍結保存継続意思確認のお知らせ」を書留にて郵送させていただきます。 その際、継続を希望するか、破棄処分を希望するかお決めください。継続を希望される場合の費用は1アンプル1年間¥10,800です(税抜)。