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TOKYOプレコンゼミ受講後:当院の検査と助成金のご案内
TOKYOプレコンゼミとは 「プレコンセプションケア(プレコン)」とは、妊娠を考える前から自分の健康を見直し、将来の妊娠や出産に備えるためのケアです。子どもを望む人だけでなく、すべての若い世代にとって大切な取り組みです。 東京都では、若い世代がこのプレコンに興味・関心を持ち、実践できるよう「TOKYOプレコンゼミ」を開催しています。本ゼミを受講後、指定医療機関で検査を受けた場合、その検査費用の一部が東京都から助成されます。 ▶ 詳しくは TOKYOプレコンゼミ公式ページをご覧ください。 東京都の助成について TOKYOプレコンゼミを受講し、以下の条件を満たす方には、男性も女性も、検査費用の一部(最大30,000円)が東京都から助成されます。 【助成の主な条件】 東京都内在住の18歳以上39歳以下の方(パートナーの有無は不問) TOKYOプレコンゼミの受講を完了していること 講座受講後、当該年度内に登録医療機関で検査を受け、結果に基づいた助言・相談を受けること 都のアンケートに回答すること 講座受講日から申請日までの間、継続して都内に住民登録があること 検査の初診日で18歳以上40歳未満であること 当院はTOKYOプレコンゼミの指定医療機関です 当院は「TOKYOプレコンゼミ」の指定医療機関として、助成対象となる検査を提供しています。検査は、女性・男性それぞれに合わせた複数のコースをご用意しています。 性別 コース 料金(税込) 助成後自己負担額 女性 基礎コース 30,000円 0円 女性 総合コース 55,000円 25,000円 男性 基礎コース 20,000円 0円 男性 総合コース 42,363円 12,363円 男性 専門コース 51,350円 21,350円 各コースの検査項目 気になるコースをクリックすると、対象の検査項目がわかります。 女性-基礎コース 30,000円助成金の範囲内で検査を受けたい方におすすめ 検査項目実施尿検査一般(たんぱく、糖)●血液検査 (Fe・TP・コレステロール・糖・腎機能)●麻疹抗体検査●B 型肝炎検査●C型肝炎検査●感染症検査(梅毒)●感染症検査(淋菌)●感染症検査(クラミジ
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妊婦のための支援給付金|胎児心拍確認後の流産・死産も対象の国の新制度
2025年4月1日から始まった、胎児心拍確認後の妊婦に対する新しい支援制度です。「1回目:5万円」と「2回目:胎児数×5万円」の給付金に加え、出産・子育てに関する相談支援が一体となって提供されます。 この制度の大きな特徴は、胎児心拍が確認された後に流産・死産・人工妊娠中絶となった場合も、2回の給付金の対象になることです。このページでは、制度の概要、申請の流れ、必要な書類、そしてよくある質問まで、わかりやすく解説します。 1. この制度の背景 「妊婦のための支援給付」は、2022年度補正予算で始まった「出産・子育て応援交付金事業」を引き継ぎ、2024年6月に成立した法律(令和6年法律第47号)により法定化された国の制度です。 妊娠期から出産・育児までを切れ目なく支援するため、経済的支援と相談支援を組み合わせ、2025年4月から全国の市区町村で実施されています。 新制度と旧制度の相違点は次の通りです。 2. 給付内容と対象条件 本制度では、胎児心拍が確認された妊婦に対して、経済的支援と相談支援が一体的に提供されます。給付は以下の2回に分けて行われます。流産・死産・人工妊娠中絶となった場合も、胎児心拍が確認されていれば、2回の給付と相談支援の対象となります。 給付内容 1回目の給付:5万円 妊娠届出→面談→妊婦支援給付申請→申請認定→支給 2回目の給付:5万円×胎児数 出産予定日の8週前以降となり、面談後、支給 対象となる方(条件) 胎児心拍が確認された妊婦 胎児心拍確認後の流産・死産・人工妊娠中絶(異所性妊娠は対象外) 2025年4月以降に妊婦給付を申請し、助産師・保健師などによる面談(妊婦面接)を受けた方 ※ 2024年3月31日までに妊娠届出をした方への対応については、お住まいの市区町村の「妊婦のための支援給付」担当窓口にお問い合わせください。 3. 胎児心拍が確認できたらやること 最初に「妊娠届出」を行う お住まいの市区町村の窓口、または自治体によってはマイナポータルからオンラインで届出が可能です。届出後、母子健康手帳の交付とあわせて、「妊婦のための支援給付」についての説明があります。 1回目給付に向けたステップ 妊娠届出
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次のお子さんのための治療をお考えの方へ
ご出産おめでとうございます。そして日々の子育て、本当にお疲れさまでございます。このページでは、第二子以降の妊娠を希望される方に向けて、不妊治療の再開についてご案内いたします。 1. 治療を再開できる時期 次のお子さんに向けて治療を再開するには、以下の3つの条件をすべて満たしている必要があります。いずれか1つだけでは十分ではありませんので、ご確認をお願いいたします。 1-1.出産から1年以上経過していること 前回のご出産から、次のお子さんの妊娠に向けてタイミング法・人工授精・胚移植を行うまでに、1年以上の間隔をあけていただく必要があります。WHOは、母体の回復と次の安全な妊娠・出産のために、出産から1年以上あけることを指導しています。なお、治療再開に必要な検査や、採卵は、前回のご出産から1年以内の実施が可能です。 1-2.授乳を終えていること 授乳中は「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。プロラクチンには乳汁をつくる働きがありますが、同時に排卵に必要なホルモン(GnRHやLH)の分泌を抑えてしまう作用もあります。そのため、タイミング法・人工授精・胚移植などを行う上で妊娠に適した状態を整える妨げとなることがあるため、断乳・卒乳を終えてから治療を再開します。 1-3.月経が2周期以上あること 治療を安全に再開するためには、ホルモン分泌が安定していることを確認する必要があります。その目安として、月経が2周期以上あることを条件としています。なお、授乳を終えて2か月以上たっても月経が再開しない場合は、状態を確認するため「診察」にてご来院ください。 2. 予約項目について 当院で治療歴のある方は、出産を挟んでいる場合も、診療予約システムより「診察」の予約をお取りください。診察の際は、ご夫婦で一緒にでも、奥様お一人でもご来院いただけます。 3. 治療再開に必要な検査 診察の後は、感染症などのスクリーニング検査を行います。出産を挟んでいるため、治療の内容にかかわらず実施が必要です。問題がなければ治療再開となります。 基礎検査:約27,000円(HCV抗体、RPR、TP抗体、HIV、淋菌・クラミジアPCR、HBs抗原、TSH、FT4、HbA1c、Zn(亜鉛)、ビタミンD、ホモシステイン、風疹ウイルス
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不妊治療のお金が戻る・もらえる6つの制度【まとめ】
不妊治療には、条件を満たせば治療費の一部が戻る制度や、給付を受けられる制度が複数あります。まずは全体像を整理しておきましょう。このページでは、不妊治療で活用できる6つの制度をまとめています。 6つの制度 早見表 制度名 どんなお金 目安 ①高額療養費制度 保険診療の自己負担に上限 月数万円〜十数万円差 ②医療費控除 年間医療費10万円超で税軽減 数万円〜十数万円程度 ③都道府県の助成金 都道府県が行う治療費の助成 数万円~90万円前後 ④市区町村の助成金 市区町村が行う治療費の助成 数万円〜数十万円 ⑤民間医療保険の給付金 契約に基づく給付 契約内容による ⑥妊婦のための支援給付金 妊娠や心拍後流産も対象 5万+5万×胎児数 ①高額療養費制度 高額療養費制度は、保険診療の自己負担額に月ごとの上限を設ける制度です。年齢や所得により上限額は異なります。マイナ保険証を利用している場合は、上限額で窓口請求されます。年収約370万〜約770万円の方では、月約8万円台が目安です。 ②医療費控除 医療費控除は、1年間の医療費の合算が原則10万円を超えた場合に、税負担が軽減される制度です。不妊治療の保険診療や自費診療の費用に加え、通院のための交通費も対象となる場合があります。確定申告が必要です。たとえば、年収約500万円で年間50万円の治療費を支払った場合、軽減額は約10万円前後が目安です。 ③都道府県の助成金 都道府県が実施する不妊治療費や検査費用の助成制度です。対象となる治療や対象者、助成額や回数は自治体ごとに異なります。「〇〇県 不妊助成金」で検索し、取りこぼしのないよう確認しましょう。 ④市区町村の助成金 市区町村が独自に実施している不妊治療費や検査費用の助成制度で、都道府県の制度とは別にもらえます。対象や助成額は市区町村ごとに異なります。「〇〇市 不妊助成金」で検索し、確認しておきましょう。 ⑤民間医療保険の給付金 民間の医療保険とは、〇〇生命などの任意で加入する保険です。人工授精や体外受精は手術として扱われるため、手術給付金や手術一時金の対象となる場合があります。保険診療に限らず、契約内容によっては自由診療も対象となることがあります。ご自身が加入している保
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妊娠判定(早期妊娠診断とhCG値の関係)|適切な検査時期およびhCGの値でわかること・わからないこと
hCG(human Chorionic Gonadotropin:ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、胚(受精卵)の着床後、つまり妊娠のごく初期から分泌されるホルモンです。 通常、hCGは妊娠中のみに産生され、妊娠の成立・維持に欠かせない役割を担っていることから、hCG検査は早期妊娠診断や異常妊娠の診断などにも活用されています。 もっとも、hCGを妊娠判定に用いるためには、適切な時期に検査をしなければなりません。また、hCGの値だけでは予測できないこともあります。 そこで今回は、hCGの役割と活用場面、体外受精後の早期妊娠判断に適切な時期などを解説します。hCGの値でわかることやhCGを測定してもわからないこと、胚移植後の過ごし方や注意点なども併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 hCGとは そもそも、hCGにはどのような役割があるのでしょうか。hCGがいつ・どこから分泌されるのか、また、どのような場面で活用されているのかも併せて見ていきましょう。 hCGの役割 hCGは、胚(受精卵)と子宮内膜を結び付ける組織において生成・分泌されるホルモンで、LH(黄体形成ホルモン)とよく似た構造をしています。 hCGが分泌されるのは、胚が着床したあとです。妊娠初期には黄体を刺激し、妊娠を支えるプロゲステロン(黄体ホルモン)の産生を促します。さらに妊娠6~8週頃までは胎盤の形成や発育をサポートして、妊娠維持を促進します。 このように、hCGは妊娠の成立と維持に欠かせない役割を担っています。 hCGは「いつ」「どこから」分泌されるのか? 胚移植後、順調に進むと1~2日以内に着床が始まります(イラスト②~③)。そして、hCGは胚と子宮内膜を結び付ける組織から分泌されます(イラスト③)。着床が進んで胚が内膜の間質へ侵入すると、hCGの分泌量が急激に増加します(イラスト④)。 hCGの活用場面 通常、hCGが検出されるのは妊娠中のみです。その特性から、hCGは妊娠の早期診断や異常妊娠の診断などに活用されています。 早期妊娠診断 hCGは、胚の着床直後から分泌量が徐々に増え始めます。一方で、非妊娠時は基本的に検出されません。この特性をうまく利用しているのが、早期
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リブランディング2025
当院ではこのたび、1993年から使用してきたロゴを刷新いたしました。このページでは、私たちが自分たちのあり方を見つめ直した1年の取り組みについてお伝えします。 なぜ今なのか 2022年に体外受精が保険適用となって以降、不妊治療の環境は大きく変わりました。保険のルールに左右される治療選択。変わっていく通院のあり方。患者様が求めるものも、確実に変わっていると感じていました。 その中で、私たちは本当に応えられているのか。そもそも、当院だから提供できる不妊治療とは何か。「はらメディカルらしさ」とは何か。この先、どこに向かうのか。 一度、自分たちはどのような姿勢で医療に向き合うのかを、あらためて整理する必要があると思いました。スタッフ全員で、私たちが何を大切にしてきたのかを考え、患者様にもインタビューを行い、時間をかけて話し合いを重ねました。その積み重ねが、リブランディングという形になりました。 私たちが行ったこと まず、患者様の声を聞くことから始めました。メール配信でインタビューにご協力いただける方を募集したところ、260名もの方が手を挙げてくださいました。患者様の治療の中で、当院との接点。通院の中で感じたこと。期待していること。改善が必要だと感じていること。お一人おひとりに、1時間お話を伺いました。 同時に、院長・副院長をはじめ、医師、看護師、受付それぞれが、「はらメディカルとは何か」をあらためて考え、言葉にしていきました。 そして、私たちは何を守り、何を変えるべきかを、部署を越えて集まり、ワークショップを重ねながら話し合いました。普段は感覚的であったことを言葉にしていく作業は、とても難しかったです。 見えてきたこと 話し合いを重ねる中で、私たちが大切にしてきたことが、少しずつはっきりしてきました。 不妊治療は、単なる医療行為ではなく、治療の時間そのものが人生の一部であるということ。だからこそ、結果だけでなく、その過程も納得できる時間であってほしい。私たちが目指してきたのは、「最短」でありながら、「納得できる」不妊治療です。 その考えを、理念としてまとめました。自分のために。人生のために。 この理念を実現するために、私たちが大切にしているのが「最短」です。ここでいう「最短」とは、
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【2026年最新】体外受精の費用はいくら?保険適用・助成制度・妊娠率を上げる方法
体外受精を含む不妊治療は高額なイメージがあるかもしれませんが、2022年4月から保険適用が拡大され、体外受精についても自己負担は3割に軽減されました。 本記事では、2026年最新の費用目安や助成制度の活用法、さらに妊娠率を高めるためのポイントまでわかりやすく解説します。 体外受精の基本的な流れと特徴 体外受精(顕微授精)の流れは次のとおりです。 1.1回の採卵で複数の卵子をとるため、注射や薬を使用する 2.卵子を成熟させるためにLHサージを起こす 3.卵巣から卵子を取り出す(採卵) 4.体外で卵子と精子を受精させる 5.数日間培養し、妊娠しやすい状態まで発育させる 6.受精卵(胚)を子宮へ戻す(胚移植) 7.胚移植から約10日後、着床の有無を血液検査で確認する 体外受精(顕微授精)は、良好な受精卵を選んで移植できるため、人工授精より高い妊娠率が期待できます。一方で高度な技術を要するため、人工授精と比べて通院回数が増え、費用も高めになります。 体外受精の詳しい治療ステップについては【体外受精の流れはこちら】をご覧ください。 関連記事: 体外受精の保険適用条件|何歳まで・何回まで? 体外受精・顕微授精は、2022年4月から健康保険の対象となり、自己負担は3割に軽減されました。ただし、すべてのケースで保険が使えるわけではなく、年齢と回数に条件が定められています。 治療開始時の女性の年齢が40歳未満 1子につき最大6回まで 治療開始時の女性の年齢が40歳以上43歳未満 1子につき最大3回まで 「1子につき」という表現のとおり、出産を経て次の妊娠を目指す場合は、再び回数がリセットされます。なお、年齢制限は女性にのみ設けられており、男性には制限がありません。不妊治療の保険適用については、以下の記事でも詳しく紹介しています。関連記事: 年齢・回数制限を超えるとどうなる? 保険適用外となった場合、治療は自由診療(全額自己負担)になります。ただし、保険診療で得られた凍結胚は破棄せずに、そのまま自由診療で使用を継続可能です。 そのため、例えば、着床前診断(PGT-A)や着床不全の治療(タクロリムス、ER
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親子会の様子と参加後アンケート(AID・IVF-D)
当院では、AID・IVF-Dで生まれた子どもとご家族が安心して出会える場として、親子会を開催しています。ここでは、これまでの親子会の様子や参加者アンケートの結果、参加者の声などをご紹介します。 参加者の概要 開催回数 2回 参加家族数 54家族169人 参加者地域 北海道、青森県、宮城県、山形県、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県 お子さんの年齢 0歳~4歳 ※定員を超えた場合はキャンセル待ちとし、参加できなかったご家族には翌年の親子会を優先してご案内しています。 親子会の様子 第1回開催(2024.7.21) 子育ての中で感じる喜びや悩み、子育て情報の交換などが自然に行われていました。皆さまが、この時代に合ったさまざまな子育ての工夫をされているのが印象的でした。 また、各グループではテリングについての思いも語られ、笑顔あり、涙ありの時間となりました。同じ背景をもつ家族同士が出会うことで、安心感やつながりを感じられる場となりました。一方で、この人数には会場が手狭だったことが最大の反省点でした。 第2回開催(2025.6.21) 前年の反省を踏まえ、広い会場で土曜日の開催としました。小さなお子さんのご家庭は初参加が中心で、年齢が上のお子さんのご家庭では多くがリピーターでした。 今回は、中学生のお子さんを育てる先輩パパとママがファシリテーターとして参加し、思春期の子どもが自分の出自をどのように受け止めているのかという実体験が共有されました。 ファシリテーター 親子会では、初めて会うご家族同士でも安心して交流できるよう、各グループに先輩パパ・ママがファシリテーターとして入ります。AID・IVF-Dでお子さんを育てている先輩パパ・ママが、ご自身の経験をもとに交流をサポートします。親子会を支える大切な存在です。 親子会のお申込み期間にあわせて、ファシリテーターの募集も行っています。ご関心のある方は、ぜひご検討ください。ご夫婦でも、お一人でもご参加いただけます。初回は見学としてご参加いただき、次回以降にファシリテーターとしてご協力いただきます。 参加後アンケート結果 親子会終了後に実施したアンケート結果の一部をご紹介します。(有効
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人工授精(AIH)のスケジュール・妊娠率・費用をわかりやすく解説
人工授精(AIH)は、不妊治療の初期段階として行われることが多い治療の一つです。「人工」という言葉から特別な治療を想像されることもありますが、実際には自然妊娠に近い方法で行われます。 この記事では、人工授精がどのような方法で行われるのか、通院のスケジュール、妊娠率の目安、費用などについて、初めての方にもわかりやすく解説します。 人工授精(AIH)とは 人工授精(AIH:Artificial Insemination by Husband)は、採取した精子を洗浄・濃縮し、子宮の中に直接注入する不妊治療です。精子を子宮の中まで届けることで、精子が卵子に出会う確率を高めることを目的としています。 自然妊娠では、精子は腟 → 子宮頸管 → 子宮 → 卵管へと進んでいきますが、人工授精では精子を子宮内に直接注入するため、腟や子宮頸管を通過する過程を省くことができます。 人工授精は、排卵のタイミングに合わせて行う点ではタイミング法と同じですが、精子を洗浄・濃縮して子宮内に注入する点が異なります。一方、体外受精のように体外で受精させる治療ではないため、自然妊娠に比較的近い方法といえます。 人工授精の方法 人工授精は、排卵のタイミングに合わせて行う治療です。処置自体は短時間で終わりますが、その前後にいくつかの工程があります。一般的な人工授精の流れは次の通りです。 スケジュール 人工授精は、排卵のタイミングに合わせて行うため、月経周期に合わせて通院し、卵胞の成長や排卵の時期を確認しながら治療を進めていきます。人工授精のスケジュールは次の通りです。 ①排卵誘発の検討(月経1-5日目) 検査や薬処方がある場合はご通院ください。必要ない方はこの時期の通院は不要です。 ②超音波検査(月経10-12日目頃) 超音波検査で卵胞発育を確認し、排卵日を予想します。卵胞がまだ小さい場合は数日後に再度ご来院いただきます。 ③人工授精当日(排卵前) 排卵日に合わせて、排卵する前に人工授精を行います。人工授精に使用する精子の準備方法は3通りあり、「自宅で採取し持参する」「院内で採精する」「予め凍結した精子を使用する」のいずれかになります。 ④黄体補充(排卵後) 黄体機能不全や、不
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胚培養とは?採卵後の受精卵の発育
胚培養とは 体外受精では、採卵した卵子と精子を受精させたあと、受精卵(胚)を培養器の中で発育させます。この過程を「胚培養」といいます。受精卵は分割を繰り返しながら発育し、通常は採卵から5〜6日ほど培養されます。培養2〜3日目の初期胚で移植する場合もありますが、多くの場合は培養5日目頃の胚盤胞まで発育させて移植や凍結を行います。 採卵後の胚の発育(培養0日目〜6日目) 採卵後、受精した胚(受精卵)は細胞分裂を繰り返しながら発育していきます。体外受精では、この発育過程を培養器の中で管理しながら観察していきます。胚の発育は採卵日を培養0日目(Day0)として数え、通常は培養5日~6日目(Day5〜Day6)頃まで培養され、それぞれの段階で胚の状態を観察し、発育状況を確認します。 培養0日目(Day0) 採卵・受精 採卵したての卵子には、成熟の段階によっていくつかの状態があります。 GV期卵(Germinal Vesicle) 第一減数分裂前期の卵子で、まだ成熟していない状態です。LHサージによって成熟が再開します。 MⅠ期卵(MetaphaseⅠ) 第一減数分裂中期の卵子で、未成熟卵に分類されます。採卵当日中に成熟が確認できれば受精が可能となります。 MⅡ期卵(MetaphaseⅡ) 第二減数分裂中期の卵子で、成熟した卵子です。受精が可能な状態であり体外受精では主にこの段階の卵子を採取することを目標としています。 受精の確認には、極体(Polar Body:PB)という構造を観察します。成熟したMⅡ期卵は、第一極体が放出されている状態です。そして、受精後には第二極体の放出が確認されます。 培養1日目(Day1)受精確認(PNチェック) 採卵の翌日(培養1日目)には、卵子が正常に受精しているかを確認します。このときに観察するのが前核(PN:pronucleus)です。正常に受精した卵子では、卵子由来と精子由来の2つの前核が確認されます。これを2PNと呼び、正常受精の所見とされています。一方で、前核が1つしか見えない場合や、3つ以上確認される場合は正常受精ではない可能性があります。また、前核が確認できない場合もあります。 培養2〜3日目(Day2〜3)初期胚(分割胚)