不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等の不妊治療・不妊専門クリニック。

不妊治療の検査は痛い? 検査内容や少しでも痛みを和らげる方法について

不妊症の検査・治療

不妊治療の検査について

初診当日の流れ

受付

ご来院いただくとまず、当院の受診システムや予約方法などについて受付スタッフより説明いたします。大まかな流れは動画を用いて説明いたしますが、ご不明な点があればその都度ご質問ください。

医師の診察(問診・超音波検査)

説明が終わった後は待合室にご移動いただき、診察室にお呼び出しするまで少しお待ちいただきます。医師の診察では事前にお送りいただいた問診と、ご夫婦の希望をもとに治療方針を決めていきます。必要に応じてホルモン検査や超音波検査も行います。
治療実績に応じて、行ったほうがいい検査は医師から提案いたしますが、ご希望の検査があればいつでもご相談ください。

処置(採血)

その後、当院で治療を行うための必須検査を行います。精子検査以外の検査項目については1年以内の他院での検査結果をお持ちいただければ、その検査項目は当院で受けていただく必要はありません。当日、女性側のみのご来院の場合は、1か月以内に男性側の必須検査を受けていただくようにお願いしております。診察のみをご希望の場合は必須検査を後日行うこともできますが、必須検査を受けていただかないと具体的な治療に進むことはできませんのであらかじめご了承ください。

また、体外受精を行う方は必須検査に加え、「IVF術前検査」も受けていただきます。

検査結果は次回の診察時に医師から説明いたします。

妻の必要検査

感染症・甲状腺・AMH検査
検査内容HBs抗原、HCV抗体、RPR、TP抗体、風疹HI抗体、クラミジアPCR、HIV、HTLV-1抗体 (PA)、TSH、FT4、AMH
検査方法採血・子宮頚部分泌物検査
予約方法初診日、もしくは2回目の来院日に行いますので検査のための予約は不要です。
費用21,000円(税別)
検査結果検査から約1週間かかります。結果が出ましたら次回診察時に結果をお渡しします。
検査の期限初診日、もしくは2回目の来院まで。
注意点①他院で検査を済ませている場合は、その検査日が当院の初診から1年以内のものであれば有効です。検査日、検査実施施設名が記載された検査結果用紙をご提出ください。
②通院後も1年に1回検査が必要です。
IVF術前検査 体外受精をされる方のみ
検査内容AST、LD、クレアチニン、白血球数、T-Bill、赤血球数、MCV、MCH、MCHC、血小板数、血液型、APTT、尿素窒素、CA125、血色素量、ヘマトクリット値、経皮酸素飽和度、血圧、体重
検査方法採血、経皮酸素飽和濃度測定、血圧測定、体重測定
予約方法必要なときに当院よりご案内いたしますので、ご予約は不要です。
費用8,000円(税別)
検査結果採血から約1週間かかります。結果が出ましたら次回診察時に結果をお渡しします。
検査の期限初回採卵周期の月経6日目以降、採卵日に実施します。
注意点2年に1回検査が必要です。

夫の必要検査

精子検査
検査内容精子濃度や運動率など11項目についてコンピューターにて解析します。
さらに特殊染色を施した後に形態観察し正常形態率の診断をします。
検査方法「自宅で採取し3時間以内に提出する方法」と「当院内で採取する方法」の2通りがあります。
予約方法夫の診察券番号で診察予約システムにログインし【精子検査】からご予約ください。
検査と精子凍結を同時に行う場合は【精子検査+凍結】からご予約ください。
費用精子検査のみ 8,400円(税別)、精子検査+DFI検査 25,400円(税別)
検査結果精子検査から約10日後に結果をご自宅にお送りします。
同時にDFI検査(精子DNA断片化指数検査)を行う場合は結果郵送まで約2週間かかります。
検査の期限初診から1ヶ月以内に実施してください。結果次第で女性側の治療内容が変わる場合があります。
また、精子検査を未実施の場合は人工授精や体外受精、また精子凍結の当日に急遽キャンセルとなる場合があります。
注意点禁欲期間は2〜6日間が適切です。
感染症検査
検査内容HBs抗原、HCV抗体、RPR、TP抗体、HIV、HTVL-1抗体 (PA)
検査方法採血
予約方法夫の診察券番号で診察予約システムにログインし【注射・採血のみ(妊娠判定以外)】からご予約ください。
費用5,390円(税別)
検査結果採血から約1週間かかります。結果が出ましたら、妻の次回診察時に結果表をお渡しします。
検査の期限初診から1ヶ月以内に実施してください。
注意点他院で検査を済ませている場合は、その検査日が当院の初診から1年以内のものであれば有効です。検査日、検査実施施設名が記載された検査結果用紙をご提出ください。

初診以降の検査

女性の検査

月経周期に合わせて周期ごとに実施する検査
月経期(月経開始1日目~5日目)
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)検査:採血
  • LH(黄体化ホルモン)検査:採血
  • E2(エストロゲン)検査:採血 など
卵胞期(月経開始6日目から12日目)
  • E2(エストロゲン)検査:採血
  • 超音波検査:経膣エコー
排卵期(月経開始13日目~15日目)
  • 超音波検査:経膣エコー
黄体期(月経開始16日目~28日目)
  • P4(プロゲステロン)検査:採血
  • 超音波検査:経膣エコー
そのほか月経周期に合わせて実施する検査
子宮卵管造影検査

検査時期:卵胞期(月経の出血がなくなってから排卵予定日の3日前まで)

子宮鏡検査

検査時期:卵胞期(月経の出血がなくなってから排卵前まで)

CD138慢性子宮内膜炎+腟炎検査

検査時期:排卵期~黄体期(排卵日の3日前から次の月経がくるまで)

ERA EMMA ALICE

検査時期:黄体期(胚移植を行う予定の時期)

月経周期に関係なく実施可能な検査
  • 感染症検査一式
  • 甲状腺検査一式
  • AHM(抗ミュラー管ホルモン)検査
  • 着床不全一次スクリーニング検査

など

男性の検査

検査の時期の指定はありません。

  • 男性不妊スクリーニング検査
  • 染色体検査
  • Y染色体微小欠失分析検査

【不妊治療】子宮卵管造影検査は痛い?

不妊治療において「痛い」とよく耳にする卵管造影検査。検査でわかること、検査の方法、痛みについてを説明していきます。

検査でわかること

子宮と卵巣をつなぐ卵管の「通過性」がわかります。

卵管は精子と卵子が出会って受精する場所なので、ここが詰まっていると精子と卵子は出会うことがない、つまりタイミング療法や人工授精では妊娠できないのです。検査で異常が見つかった場合は卵管を通す手術や体外受精へのステップアップをご提案します。
卵管造影検査では「通過性」はわかりますが、「機能性」は検査することはできません。卵管はただの管ではなく「排卵された卵子をピックアップする機能」「子宮内の精子を吸い上げる機能」「受精卵を子宮へと運ぶ機能」も備わっており、この機能を調べる方法は今のところありません。そのため「通過性」が確認できてもタイミング療法や人工授精で妊娠できない場合は、早めの体外受精へのステップアップを検討することをおすすめします。

検査の方法

  1. 膣から子宮の中にチューブを挿入します。
  2. チューブを通して子宮内に造影剤を入れていきます。
  3. 造影剤が子宮内腔と卵管を満たしたところでレントゲン撮影を行います。

造影剤がどんな風に卵管までたどり着くか、もしくはたどり着かないかで卵管の詰まりがわかる、という検査です。

卵管造影検査の痛み

痛みを感じるポイントは2つあります。
1つ目は膣から子宮の中にチューブを挿入するときです。出産時以外は狭くなっている内子宮口にチューブを入れるため、内子宮口を広げる際の痛みが生じます。
【痛みのイメージ】※個人差があります。
今まで経験した一番強い痛みを10とした場合
内子宮口が通常の方:1~2(軽い痛み)
内子宮口が固い方:2~5(軽い痛み~中等度の痛み)

2つ目はチューブを通して造影剤を子宮や卵管に注入していくときです。このとき卵管が狭くなっていたり詰まっていると痛みが強くなります。
【痛みのイメージ】※個人差があります。
今まで経験した一番強い痛みを10とした場合
卵管の詰まりが全くない方:1(軽い痛み)
卵管の詰まりあり、狭くなっている方:2~5(軽い痛み~中等度の痛み)
卵管が詰まっている方、他問題がある方:5~7(中等度の痛み~強い痛み)

痛みが強い場合は中止もできます。また当院の判断により中止する場合もございます。

【不妊治療】採卵は痛い?

採卵は排卵直前に卵巣から卵子を外に取り出す手術です。骨盤の奥にある卵巣からどのように卵子を取り出すのか、また痛みはないのかについて説明していきます。

採卵の方法

採卵は経膣超音波で卵胞の位置を確認しながら、超音波の横につけたガイドを通して細い針を腟から刺し、卵胞に到達させると卵胞液とともに卵子を吸引し回収します。そのためお腹に傷が付くなどということは一切ありません。

採卵の痛み

育った卵胞の数が多いほど針を刺す回数は多くなり、痛みも生じますので当院では麻酔の使用をおすすめしております。麻酔をしていれば眠っている間に採卵は終了しますので痛みを感じることはほとんどありません。しかし、なかには麻酔が効きにくい方もいますので、その場合は多少の痛みを感じることになります。
また、採取した卵子の数が多い方は卵巣が腫れて、歩くと響くような痛みを伴うことがあります。採卵後は通常通りお過ごしいただいて問題ありませんが、痛みが気になる方は、採卵後の激しい運動などは避けたほうがいいかもしれません。

無麻酔であっても、完全自然周期での採卵や卵胞の数が少ない方などはそれほど痛みを感じることはありませんので、患者様の希望によって麻酔をするかしないかを選択いただけます。

麻酔使用のメリット

  • 手術による痛みが全くないか、ほとんどない
  • 体動がないため手術が円滑に進む
  • 手術の恐怖心や不安を取り除くことができる

麻酔使用のデメリット

  • 術中の記憶がない
  • 麻酔後遺症の頭痛・嘔気がある場合がある
  • まれにアレルギー反応を起こすことがある
  • 無麻酔と比較し入院時間が長い
  • 点滴部位の腫脹・疼痛が現れることがある

不妊治療の痛みを少しでも和らげることはできる?

痛みの感じ方は人それぞれですので、同じ処置をしても「思ったより痛くなかった」という方もいれば「想像以上に痛かった」と感じる方もいます。普段より痛みに弱いという自覚がある方はどうぞ事前にご相談ください。痛み止めを使用してから処置を開始したり、使用器具のサイズを考慮したりなど、さまざまな方法でなるべく痛みを感じないようにいたします。。
皆様が心配される採卵の痛みについては、麻酔をご希望いただければ眠っている間に手術は終わっているので痛みを感じることはほとんどありません。その麻酔をするためには点滴をする必要がありますが、点滴の管を刺す時の痛みは事前にお渡しする貼るタイプの麻酔をお使いいただければ緩和されます。この貼るタイプの麻酔は2020年から導入しましたが、患者様からは点滴の苦痛が非常に軽減したと好評いただいております。また、不妊治療にはつきものとなる注射や採血もその都度痛みを伴いますが、看護師からの声掛けや、呼吸法をお伝えするなどして、なるべく痛みが緩和されるよう努めております。
痛みに対する恐怖心は「わからない」ことによって大きくなることがあります。不明な点があれば、「看護師10分相談」という無料の相談がございますので、こちらを利用していただき「わからない」をなくし、痛みへの恐怖心を軽くしてから治療にお進みください。

ご不明な点がありましたらお問い合わせください